新垣比菜　68で一気にV争い

＜Photo：Atsushi Tomura/Getty Images＞

ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメント　利府ゴルフ倶楽部（宮城県）第2日

　意地をみせる。新垣比菜が闘志をたぎらせた。18番の第3打は、残り64ヤード。56度のアプローチを1メートルにつける。バーディー奪取で最終日へつないだ。前週は2位タイ。よくやった、ではなく後悔の念が…。「テレビをみていたら、ラスト3ホールで、もうひとつスコアを伸ばせたと思う。いつもは、その日に悔しさなどに折り合いをつけてしまうけど、今回は2日間ぐらいかかった。開幕前から優勝を狙っていたし、それがあとひと息だったから、よけいです」と説明した。

　17番は左バンカーへ。寄らず入らずのボギーだった。それだけに、モヤモヤを残したくない。1日の終わりはすっきりして、となったのだろう。「15番で10メートルのロングパットが決まった。あとは、ティーショットでフェアウェイキープを心がけたことで、チャンスがたくさんつくれたと思います」。5バーディー、1ボギーの68をマークして、24位タイから、優勝争いへ顔を出した。

　「今、トップとは3打差です。1日でどこまでスコアを詰められるかわからないけど、いけるところまで行く」と気合を込める。上位は早朝から第2ラウンドのプレーを行う。勢いを味方につけるのは、まずは休養が大切。18ホールへ集中できるアドバンテージがある。