ニチレイＰＧＭレディス　第2日目

　2009年度LPGAツアー第14戦『ニチレイPGMレディス』（賞金総額8,000万円、優勝賞金1,440万円）の2日目が茨城県稲敷郡の美浦ゴルフ倶楽部（6,402Yards,Par72）で行われた。

　天候：くもり、気温：23.7℃、風速：1ｍ。風もほとんど無く、絶好のコンディションとなった2日目。各選手が次々とスコアを伸ばすなか、トップから2打差の5位タイからスタートした横峯さくらが67とスコアを伸ばし、通算8アンダーで単独トップに立った。2打差の2位には有村智恵。さらに1打差の3位タイには古閑美保、全美貞（ジョンミジョン・韓国）、森田理香子の3人が続いている。

　スコアが伸び悩む最終組を尻目に一気にスコアを伸ばした横峯。「今日はチャンスを作って良いパットをすること。スコア的には60台を出そうと思っていました」という思惑通りの好プレーだった。優勝を重ねるにつれ、最終日を迎える心境にも変化があるようで「前は逃げる方がやりやすかったですが、今は首位を守りつつ、スコアを伸ばせたら良いと思います」と落ち着いた様子。先月の廣済堂レディス以来の有村との優勝争いにも「最後は自分自身。プレッシャーをプラスに変えたい」と最後までマイペースだった。例年以上に順調に勝ち星を重ねている横峯。早くも今季3勝目をものにすることが出来るのか。

有村　智恵

　一方、横峯と2打差で最終日を迎えることになった有村は「（先月の）廣済堂レディスの状況と同じですね」と苦笑い。その廣済堂レディスでは横峯を3打追う形で最終日最終組をまわり、結果的に勝った横峯に2打及ばなかった。「今度は勝ちたいとは思いますけど…。自分のなかにこれさえ掴めればという部分があるので、まずは自分のプレーに集中したいです」とリベンジを誓っていた。

古閑　美保

　そして左手首痛から徐々に復調の兆しが見えてきた古閑。「今日はショットが悪かったんですが、うまく噛み合ってくれました。でもやはりボギーは多いですね」と悔しそうな表情。トップの横峯とは3打差だが、「多少ショットが良くならないと最終日はさすがにうまくいかないです。横峯さんも崩れないでしょうね。少しでも曲がる回数が減るように、神頼みです」と最後までトーンは上がらなかった。

3位タイ　全美貞
「（今季1勝を挙げて、いい流れでプレーできてる？）そういうことはあまり意識せず、いつもどおりにプレーしています。（後半はスコアが伸びませんでしたが）はい、ショットは昨日より良かったんですが、今日はパターが入らなかったですね。これからパットの練習をして入るように調整して、ショットはこのままの調子でいければ、明日は良いプレーが出来ると思います」。

3位タイ　森田理香子
「今日はもう疲れちゃいました。自分は元々ドロー気味で、朝の練習から怪しいと思ってたんですけど、コースに出たらその曲がり幅が大きくて…。それにセカンドもダフってしまて、ずっと直してきたことが直ってないですね。明日はマイペースでプレーしたいと思います。上もメチャメチャ離れてるわけではないので、アンダーパーで回れればと」。