プロミスレディスゴルフトーナメント　最終日

　2009年度LPGAツアー第15戦『プロミスレディスゴルフトーナメント』（賞金総額8,000万円、優勝賞金1,440万円）の最終日が兵庫県加東市のマダムJゴルフ倶楽部（6,528Yards,Par72）で開催された。昨日に続き天気は快晴となり、絶好のコンディションの中、最終日が行われた。

　10アンダー首位からスタートした諸見里しのぶはこの日もバーディーを量産。スコアを伸ばす後続をさらに突き放す圧巻のプレーで、ボギーなしの8バーディー64をマーク。大会レコードを更新する通算18アンダーで2週前の『サントリーレディスオープントーナメント』に続く今季3勝目を飾った。首位と5打差の2位は韓国の李知姫（イチヒ）。さらに1打差3位には横峯さくらが入った。

「最終ホールをバーディーで勝ちたいと思っていたので、めちゃくちゃ嬉しいです」と目標も見事達成し、3日間首位の完全優勝を飾った諸見里。ボギーは2日目の18番のみと安定感抜群のプレーをみせた。5番で李知姫に並ばれ、続く6番、7番ではピンチをむかえるも、それでも「これを乗り切れば絶対に次バーディーを取れる。どうしようとか、ヤバイとの気持ちは1回もなかった」と冷静にラインを読み2ホールともパーをセーブ。その後は次々とバーディーを量産し終わってみれば2位に5打差。精神的成長をも印象づける優勝となった。これで賞金ランキングもトップの横峯に約300万円差と迫り「賞金女王も狙えるかな」と堂々宣言。「みんなで切磋琢磨してファンの方に喜んでもらいたい」とLPGAツアー後半戦もおおいに盛り上げてくれそうだ。

2位　李知姫
「ショットは3日間いい感じで打てていて、今日もバーディーチャンスにはついてくれたのですがパターが入らなかったですね。パターが悪いという感じではなかったのですが、決めるところで決められなかったという感じでした。また、この次頑張ります」。

3位　横峯さくら
「後半に入って10番でバーディーが獲れたので嬉しくて。気を引き締めてよかったです。今日はショットが良くないなか、7アンダーで本当にゴルフは・・・。良いショットでもスコアにならないときもあるし。結構悪くてもこういう状況の中でスコアが出せてよかったです」。