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2018.10.13

もっと慎重に アンソンジュが首位浮上

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 LPGAツアー第32戦『富士通レディース』(賞金総額8,000万円、優勝賞金1,440万円)大会第2日が10月13日、千葉県千葉市・東急セブンハンドレッドクラブ西コース(6,675ヤード/パー72)で行われた。首位は通算6アンダーのイミニョンアンソンジュ。1打差の3位タイにテレサ・ルー永井花奈三ヶ島かながつけている。(天候:曇り一時雨 気温:17.3℃ 風速:3.1m/s)

 謹言慎行の見本のようだ。通算27勝。永久シード権獲得へ、あと3勝と迫り、首位に並んだアンソンジュはどんな時でも、同じ言葉を繰り返す。「だれが、優勝するか。最後までわからない」。

 2週前の日本女子オープンで、よもやの予選落ちを喫した。「とても落ち込んでいた。今回も予選を通ることができるか、不安でならなかったです」という。今季は前半戦で2勝。オープンウィークを挟んで、さらなる快進撃が始まった。ニッポンハムレディスクラシックの優勝から、さらに1勝をつみあげ、2位タイが3回。3位タイ、8位タイが各1回と、抜群の安定感を示した。というわけで、前戦の予選落ちがよけいにこたえているのだ。

 「右肩が痛い。だから、イメージ通りのドローボールを打つことができない」と嘆く。そうはいっても、この日のプレーには満足だろう。「予選を突破できて、ショックを乗り越えることができた。本当はきょうのプレーに100点をあげたいと思う。しかし、16番、クラブ選択のミスがあったので、マイナス20点です。かといって、ショットが途中から思ったようにいかなかった。最後の方で少し良くはなってきましたけどね」と総括する。

 さて、最終日。優勝よりも、「楽しくプレーしたい。テレサ(ルー)はドローヒッターで、このコースに強いし、(イ)ミニョンはフェードヒッターでも、自分のスタイルをしっかり持っている。皆さんが、アンさんは強いといってくださることはありがたい。しかし、私が最終日、最終組でプレーすると、前の組、その前あたりの組の選手がすごいスコアでバーンと来る。だから、優勝は考えていません。トップ5へは入りたいと思っているけど…」と、またしても控えめ。通算27勝は、謹言慎行の積み重ねの結果なのである。もちろん、1位を快走する獲得賞金についても、同様だった。

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