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2009.10.11

SANKYOレディースオープン 最終日

宮里藍が大逆転で国内ツアー3年ぶりV!

 2009年度LPGAツアー第27戦『SANKYOレディースオープン』(賞金総額1億円、優勝賞金1,800万円)の最終日が群馬県桐生市の赤城カントリー倶楽部(6,462Yards,Par72)で行われた。

 天候:晴れ、気温:21.0℃、風速:5m。快晴となり絶好のコンディションとなった最終日。大会史上最多となる8,000人以上のギャラリーが詰めかけるなか、優勝争いは残り2ホールで2位に3打差をつけていた全美貞(ジョンミジョン・韓国)が17・18番でまさかの連続ダブルボギー。通算4アンダーでホールアウトしていた宮里藍が逆転で優勝となり、2006年ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン以来の国内ツアー3年ぶりの勝利を飾った。

 「ゴルフは最後まで何が起きるか分からないですね。」宮里のこの一言に尽きる今日の試合展開。自身も13番まで5つスコアを伸ばす猛チャージを見せていたものの、首位を独走する全には届きそうにもなかった。僅かな望みを託した18番のバーディーパットを外し、万事休す。「もう無いな」と思ったという宮里だったが、全が18番で3打目を池に入れると、「思わず“えっ”となってしまって」と驚きの表情。それでも「その後は心の準備とプレーオフに備えて体を動かしていました」と冷静に行方を見守っていた。

 そして全のボギーパットが外れ、まさかの大逆転優勝…。「自分が苦しかった時にも応援をしてくれた人への思いとか、その期待に対して応えていきたいという気持ち。その気持ちが強すぎて、今まで空回りしていました。でもこうして優勝することができて、凄く嬉しいです」と複雑な思いをぬぐい去り、表彰式では喜びを爆発させた。

 表彰式ではSANKYOのイメージキャラクター、志村けんさんと“アイーン”のポーズで記念撮影。「志村さんとは初めてお会いしました。まさか一緒に“アイーン”をやるとは思わなかったですが、嬉しかったですね」と照れくさそうに語った宮里。次の目標は来週の日本ツアー、そして主戦場となるアメリカツアーでの賞金女王獲得だが、「アメリカツアーはミズノクラシックを含めて残り3試合なので、集中して自分のプレーをやっていきたいですね」と気合いは十分。久しぶりの国内ツアー優勝にも酔いしれることなく、その瞳は輝きを増すばかりだった。

2位タイ 全美貞
「18番のサードショットは距離感のミスというより、打ち切れなかったですね…。もう、どうしようもないです」。

2位タイ 服部真夕
「今日はチャンスはあったんですが、前半は全然パットが決まらなかったですね。いつも前半でスコアを伸ばすことができなくて…。最終18番はセカンドショットでグリーンを狙える距離だったんですが、左のラフからだったのでレイアップしました。やっぱり手前の池が怖かったですね。最後のパットは距離が長すぎましたね。最終ホールなんで入れにはいきましたけど、入りませんでした。(優勝は意識した?)全さんがまさか2ホールであんなにスコアを崩すとは…。自分にもチャンスがきたのでビックリしました。やっぱりゴルフは何があるかわからないと痛感しましたね」。

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