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2009.10.16

富士通レディース 第1日目

上位混戦の中、新坂上、馬場の2人が首位!

 2009年度LPGAツアー第28戦『富士通レディース』(賞金総額8,000万円、優勝賞金1,440万円)の初日が千葉県千葉市の東急セブンハンドレッドクラブ(6,588Yards,Par72)で開催された。

 天候:晴れ、気温:22.2℃、風速:2m。心地良い秋晴れで、絶好のコンデションとなった初日。上位が混戦模様となるなか、この日4アンダーでトップに立ったのは、新坂上ゆう子と馬場ゆかり。1打差の3位タイには3度目の2週連続優勝を狙う宮里藍ら7人が続いている。

 10試合連続の予選落ちから一変、堂々首位タイに躍り出た新坂上。「コースは広く、グリーンも綺麗。3年前の印象が大きいです」と、2006年のこの大会で初日単独トップ(最終結果4位)に立ち、自己最高位を挙げたコースで最高のスタートを切った。特にこのコースのグリーンとは相性が抜群のようで「9番で8メートルのバーディーを決めたり、2m位の微妙なパーパットが2、3個入って、次のホールに繋がりました」とパッティングで良い流れを引き寄せた。「普段はこのコースで練習させてもらっています」という練習の裏付けあっての今日のスコア。今季は19戦して予選通過がわずか2度と苦しいシーズンだけに、“地の利”を生かして一気に巻き返しを図りたい。

 4アンダーの単独首位で迎えた13番でダブルボギーを叩くものの、15・16の連続バーディーで再び首位に返り咲いた馬場。「ロングホールで全部バーディーが取れて、良いプレーでした。ダボの後もすぐバーディーが取れて気持ちが切り替えられました」と1年半ぶりの首位発進に納得の表情。今季は優勝こそ無いものの、安定したゴルフでプロ入り8年目にして自身最高の賞金額(約4,600万円)を獲得。オフに取り組んだトレーニングの成果が存分に出ている今季は、「春先はどこまで飛んでしまうんだろうというくらい飛距離が出ていました」と体力も充実。しかし最近はこれまでの27試合全てに出場した疲れもあってか、「最近、1ラウンドの後半で体力・集中力が切れることが多くて…。疲れなのかなぁ」と疲労はピークでまさに極限の状態。それでも「あと2日も集中力・体力をいかに切らさずにプレーできるかです」と、今季初優勝へ向けてここで立ち止まってはいられない。

 先週の最終日の勢いそのままに、初日から好位置につけた宮里。2番でボギーを叩き、前半を1オーバーで終えるものの、後半の5ホールで4つのバーディーを奪う猛チャージ。「前半は5番の3mのバーディーパットを外してからは我慢のゴルフでした。気長に我慢して後半取れるところで取れたので、満足です」と今の充実ぶりをアピールした。大会前に目標にしていた“1日4アンダー”には届かなかったが、今季は初日の出遅れ(自身の今季平均ストローク71.1765に対し、初日は平均72.6)が多い宮里にとって上々の滑り出し。「後半伸ばせたのは大きいです。初日が良くないとは自分では思ってはいないですけど、良いスタートを切れて良かった」と本人もホッとした表情。明日以降も「1日1日切り離して、また1番から丁寧にプレーして、目の前の事に集中したいです」と気を引き締めていた。

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