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2009.10.18

富士通レディース 最終日

熾烈なプレーオフを制したニッキー・キャンベルが3年ぶりのツアーV!

2009年度LPGAツアー第28戦『富士通レディース』(賞金総額8,000万円、優勝賞金1,440万円)の最終日が千葉県千葉市の東急セブンハンドレッドクラブ(6,588Yards,Par72)で行われた。

天候:晴れ、気温:23.7℃、風速:1m。予選2日間より気温も高く、絶好のコンディションで行われた最終日。首位でスタートした飯島茜、佐伯三貴が終盤でスコアを崩すなか、優勝争いは順調にスコアを伸ばしたニッキー・キャンベル(豪)と宮里藍が通算9アンダーで並び、プレーオフに突入。そして両者パーをセーブし続け迎えたプレーオフ4ホール目。キャンベルの10mのバーディーパットが見事に決まり、勝負あり。2006年サントリーレディス以来のツアー2勝目を挙げた。1打差の3位タイには馬場ゆかり、飯島茜、佐伯三貴の3人が入った。

4ホールにも及ぶ壮絶なプレーオフを制したキャンベル。普段はポーカーフェイスな彼女も、10mのバーディーが決まると満面の笑みで拍手に応えた。「ハッピーです。最後はフックかスライスか分からなくて、真っ直ぐ打ちました。長い1日で疲れましたけど、2年間コーチと取り組んできたことが結果に出て良かったです」と会心のプレーを振り返った。4年前の中京テレビ・ブリヂストンレディスでは、同じく宮里とのプレーオフでバーディーを決められて涙を呑んだが、今回そのリベンジを果たした。これで賞金ランキングもトップ10入りを果たしたキャンベル。「毎年10位以内を目標にしているんですけど、入った事がなくて。最後まで頑張ってトップ10で終われればいいですね」と終盤戦での活躍を誓った。

そして後半の9ホールは9パットと驚異の粘りを見せたものの、惜しくも敗れた宮里。「残念ですけど、ニッキーが凄く良いパットを入れたので。上には上がいるし、私自身、ボギーを打った訳ではないので、自分では満足です」と悔いの無い表情で長い1日を振り返った。4年ぶりとなるキャンベルとのプレーオフとなったが「プレーオフが決まってから、そう言えばそんなこともあったなぁ、と思い出しました。彼女も4年前よりずいぶんとどっしりとした感じでした」と勝者を称えた。「この2週間は今までにまったく無い経験で、今後に生かせる経験が出来ました。今日も自分をよくコントロール出来ましたし、気持ちはしっかりと持てているので、また来週からの4連戦に備えます」。また一回り成長した宮里の今後のアメリカでの活躍に期待が膨らむ。

3位タイ 馬場 ゆかり
「今日は行くしかないと思っていたので、上手くバーディースタートが出来たんですが、ティーショットがフェアウェイに行かなくて…。4番、5番の連続ボギーは2ホールとも3パット。でもその後バーディーをとることが出来て(勝てる)流れはあったんですけどね。早く勝ちたいですね。最終戦までに自分のプレーを完成させれば、勝ちにいけると思います。チャンスは必ずくると思います」。

3位タイ 飯島 茜
「最終ホールは右にのせようと思っていたのですが…。ティーショット、フェードを意識しすぎ、やり過ぎました。思った以上に飛距離が出ずに、長すぎるパットを残してしまいました。グリーンが固く、神経を使いました。調子は上がっているので、残り試合頑張ります」。

3位タイ 佐伯 三貴
「緊張している中で、狙った通りパットが打てていたのですが、あれだけ入らないとモチベーションが下がってしまいました。悔しいです。久しぶりに最終日最終組でラウンドして、自分自身思った以上に成長していると感じました。調子自体は上向きなので、この経験を生かして次を狙いたいです」。

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