2018.11.10
こだわらないアン こだわった愛 勝負の明暗
<Photo:Ken Ishii/Getty Images>
伊藤園レディスゴルフトーナメント グレートアイランド倶楽部(千葉県)第2日
百戦錬磨の実力者は、ジッとその時を待っている。優勝すれば賞金女王が確定のアンソンジュが、首位から3打差の5位タイへ浮上。それでも、無欲をアピールした。「ここまできたということがうれしい。順位には興味がありません。このスコアまで伸ばせたことが良かったと思う」。淡々と話した。落ち着きと貫禄。過去、3度の賞金女王に輝いた経験がそうさせているのだろうか。
「あすの結果は誰もわからない。(首位の松田)鈴英さんは、1Wの精度、アイアンショットもすごく上手です。頑張って近づきたい。そうすれば、優勝までとはいわないけど、トップ5に入れるでしょう」。どこまでも謙虚な姿勢を貫いた。
一方、鈴木愛はこの日、好調なプレーを続けたが、15番でよもやのシーンが…。残り73ヤードの第3打をグリーン奥にある池へ入れてしまう。「打った瞬間、はぁーという感じ。なんであれほどオーバーしてしまったのだろう」と首をひねった。その後、流れが悪くなり、最終18番の第2打もミスショットを。「パッティングは良かった。きょうはスコアにこだわってプレーしたけど」と言葉少なである。最終日、どんな変わり身を見せるか。女王の意地に期待したい。
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