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2018.11.22

Day 1~プラスワン 大里 桃子

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ 宮崎カントリークラブ(宮崎県)第1日

 ホールアウト後、ギャラリーからサインをリクエストされると、丁寧にペンを走らせる。あえて、文字を崩すようなことはしない。TP単年登録で開幕戦から出場し、7月の最終プロテストで合格。「プロとして迎えた初めての年。名前を皆さんに知ってほしい。だから、あとからギャラリーの方がいったい誰にもらった、サインだろうといわれないよう、わかりやすく書いています」。なるほど、と感心した。

 今大会は、もちろん初出場。初物づくしだ。とりわけ、第1日のハイライトはゴルフ人生初の1人プレー。出場は29人で、しかも1組2人のために、奇数ならだれかが第1組を1人でまわらなければならない。「気楽でした。自分のペースでプレーできるし、待ち時間がありません。でも、小学生の時から観戦した大会で、自分がプレーできることを幸せに感じます。有村智恵さん、森田理香子さんなどが印象的でした。いつも試合では頑張っているけど、もっと頑張りたいと思います」と話した。

 ワンショットのたびに束ねた髪がゆれる。意識して、髪を伸ばすようになったのは高3の時。「それまで、髪はスイングのじゃまになりそうだったから、短かった。でも、雰囲気を変えてみたい。女子っぽくなる、と突然、思ったわけです。それから髪を伸ばすようになった」という。そして、「髪を伸ばして本当に良かった」とも。なぜなら、今オフは振袖を着る機会があるからだ。

 「成人式へ出席することが楽しみ。それから、LPGAアワードもありますね。着物は祖母がプレゼントしてくれた。紺地に色とりどりの花をあしらったもの。自分で選び、とても気に入っている」と目を輝かせた。一方、こだわっているというピアスは、自己主張のファッションアイテム。加えて、この日、付けたものは幸運を呼んだ逸品だ。「6月にいただいたものです。これをつけてから、いいことがたくさん。ヨネックスレディスゴルフトーナメント最終日にマークした65のベストスコアや、初優勝のCAT Ladiesの時もそうでした」と教えてもらった。

 今年、大ブレークの黄金世代。ただし、「今大会に出場している選手で、私が一番、賞金を稼いでいない。まだまだですね。でも、毎日、故郷の熊本から応援に来てくださる方がいます。きょうは母の地元から、10人ぐらい」となれば、さらなるパワーがわいてくるというものか。ちなみに、観戦に訪れた母・美弥さんとは、「身長、体重、足のサイズがすべて同じそうだ。お顔もよく似ていますね−の質問に、「はい」と満面の笑みをたたえた。

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