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2018.11.30

復活を胸に2019年へ 原江里菜が首位通過

<Photo:Ken Ishii/Getty Images>

 2018年LPGAファイナルクォリファイングトーナメント(QT)最終日が11月30日、東急グランドオークゴルフクラブ(6,456ヤード/パー72)で行われた。トップ通過は通算9アンダーの原江里菜。2位は通算7アンダーで淺井咲希が入った。三浦桃香は通算6アンダー、6位。賞金シードを失った新海美優(10位)、吉田弓美子(11位)、表純子(22位)などが2019年、第1回リランキングまでのツアー出場権を獲得し、復活を期す。一方、今季不振の川岸史果は79位、堀琴音が83位など、厳しい状況が続く。 (天候:晴れ 気温:14.0℃ 風速:3.4m/s)

 原江里菜が復活へ向けたメッセージは、「疲れた」の2連発だった。LPGAツアーとは違う緊張感。最終日を迎えても状況は変わらない。「大事な場面で良いプレーができたのは満足。去年はシードがないにもかかわらず、スポンサードしていただいた皆さまなど、たくさんの励ましをくださった。そういった方々とこれからのオフ、お会いする際、(首位通過で)胸を張っていられる。良い締めくくりだったと思います」と話した。

 この日、流れに乗ったのは2番で決めた左横4メートルのバーディー。「狙ってはいません。でも、ストロークした瞬間、来たなと感じた。きょうも1日、大丈夫と、ちょっとだけ思った…」と振り返る。自身のシーズン最終戦となった大王製紙エリエールレディスオープンの後、葛藤があった。「うまく気持ちの切り替えができたと思ったけど、それでは何をやったらいいのだろう。(QTへ)来るつもりはなかったのに、来る羽目に。ひたすら動いていなれば、不安にさいなまれる。この2週間、クラブを握らなかったのは、移動日の1日だけです。外で練習をして、自宅でもパッティングという毎日を送ったのは、この10年間でもなかった」という。

 今季、不振の要因はパッティング。第1日の2ホール目からクローグリップで挑戦することにした。「パッティングはオフも、よけいなことをしない。このままで行く。今回、4日間、これでやりきったし、すごく手応えがあった。来年のことを考えれば、とても有意義な4日間。意地を見せることができたと思います。だけど、今は休みたい。それだけ。来年の目標はQTへ絶対、こないことです」と宣言。底力をみせつけた実力者の72ホールは、2019年のプロローグである。


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