ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ　開催！

　2010LPGAツアー　メジャー第１戦『ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ』（賞金総額1億2,000万円、優勝賞金2,400万円）が5月6日（木）からの4日間、開催される。

　長い歴史を持つこの大会は、1973年『ワールドレディス』の名称でスタートし、本年で第38回大会を迎える。今までに世界26カ国から世界の一流選手や将来を期待される選手が多数参加し、グローバルな大会へと成長し、そして2008年度よりLPGAツアー4番目の公式戦として、“世界が目を向ける大会”を大きな目標として、新たな感動に向けスタートを切った。

　戦いの舞台となる茨城県つくばみらい市の茨城ゴルフ倶楽部 西コースは、名匠・上田治氏の設計により昭和37年に開場。すべてのホールが松林でセパレートされたフラットで美しい林間コースだ。トーナメントコースとしても広く認知されていて過去にも数々の名勝負や熱戦が繰り広げられてきた。距離も昨年より102Y延長され、LPGAツアーでは史上最長となる6,655yとなった。まさに“メジャー”に相応しい最高の舞台といえるだろう。

　毎年海外のトッププレーヤーが参戦する本大会は、今季の米ツアーで開幕2連勝の快挙を達成、さらに先週行われた『トレス・マリアス選手権』で今季3勝目を挙げ、現在米ツアー賞金ランキング1位の宮里藍が帰国参戦。同じく米ツアーを主戦場としているロレックスランキング25位の上田桃子。米メジャー初戦のクラフトナビスコ選手権で、自身2度目のメジャー優勝を飾り、現在米ツアー賞金ランキング2位の曽雅妮（ヤニチェン・台湾）、2009年度韓国LPGA賞金女王であり、今季米ツアーで初優勝を飾ったソ・ヒキョン（韓国）、2009年度LETオーダーオブメリット1位のソフィー・グスタフソン（スウェーデン）、ロレックスランキング21位のモーガン・プレッセル（米国）、2009年度全米女子オープン覇者のチ・ウンヒ（韓国）。ただ一人アマチュアプレーヤーとして参加する2009年度韓国女子アマ優勝のキム・ジヒ（韓国）。実に今シーズンの米ツアー4戦の優勝者が参戦することになった本大会、“ワールド”という大会名に相応しく、世界最強の豪華な顔ぶれが出場する。

　米ツアー組を迎え撃つ格好になる日本ツアー勢では、ディフェンディングチャンピオンの諸見里しのぶを始め、昨年の賞金女王、横峯さくら。屈指のショットメーカーであり総合力も大きく進化した有村智恵、古閑美保、ハイボールヒッターで飛ばし屋の服部真夕、三塚優子、05年大会以来の優勝を狙う不動裕理など日本ツアーを代表するプレーヤー達が顔を揃える。メジャーという大舞台。誰が勝つのか。

　4月20日、メディアを集めたメディア・デーでディフェンディングチャンピオンの諸見里は言った。約1年ぶりに西コースを回った感想である。「昨年よりも距離が長くなっていますので、難しいと思います。特にパー3で長いホールが多いので、パー3では我慢してパーセーブを心がけ、パー5でスコアを伸ばせるように4日間安定したゴルフを心がけたいです」と戦略を話した。「ヤニも来ますし、モーガン、ソフィも。海外の選手たちは飛距離も出ますし、こういうセッティングには強いと思うので、いい刺激をうけます。私も負けないように頑張ります」と連覇に向けて心意気を力強く述べた。