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2019.3.6

熱烈チャレンジ 鈴木愛、東京五輪出場宣言

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 2019年LPGAツアーがスタート。開幕戦、『第32回ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント』沖縄県南城市・琉球ゴルフ倶楽部(6514ヤード/パー72)で7日、第1日を迎える。6日はプロアマ大会のスケジュール。しかし、荒天のため中止になった。

 雨降って地固まる。最終コースチェックこそできなかったが、天候が回復していた午後から、鈴木愛は精力的に練習を行った。「プロアマ大会は、本当に残念…」と漏らしたものの、練習後の表情は晴れやかだ。「いい練習ができた。まずは、4日間戦うことを考えたい」と控えめながらも、確かな手応えがうかがえた。すでに、「賞金女王」、「年間5勝」と明確な目標を掲げている。

 視線の先には、世界メジャー、2020年の東京オリンピックがあることも激白。「先のことはわからないけど」と前置きし、「年齢からすれば、オリンピックへ出場するチャンスがあるのは、あと1度か2度。その前に、東京で開催されることは、人生で1度のチャンスです。素晴らしいチャンスだと思う」と語った。これまで、あまりオリンピックについて話をしたことはない。ところが、どうした心変わりがあったのか。

 「私の所属先から、絶対にオリンピックへ出場してほしい、とリクエストをいただきました。元気でプレーできるのも、スポンサーのご支援があればこそ、です。ぜひ、期待にお応えしたい。今年と来年は、常に世界ランク30位内を意識して戦います」と続けた。充実のオフを過ごしたことは一目瞭然。「オフといっても休んでいる暇はなかった。課題がたくさんあったから、とにかく練習。また、去年のようにケガをしない体づくりも同時に行った」という。

 そのなかでも、自信をもって話してくれたのが、「1Wの精度」と「アプローチ」。「新しい1Wがすごくいい感じです。とにかく、ボールが曲がらない。平均で245ヤードは出ている」とちょっと控えめな口調で教えてくれた。一方、アプローチのテーマは、「クラブフェースを開いて行うロブショット」。こちらは、海外メジャーを戦うためである。

 「日本ツアーではそれほど使うこともないかもしれないけど、メジャーで勝負をするなら、絶対に必要です。去年は、何回に1度かミスはあったけど、今年は上達しました。まぁ、見ていてくださいね」と頼もしい。もっか、出場権があるメジャーは全米女子オープンだけだが、「だから、世界ランキングをどんどんあげたい」。ごもっとものひとことで締めくくり、この日も夕暮れまでパッティング練習を行った。

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