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2019.3.14

POストップ宣言 鈴木愛、一変

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 2019年LPGAツアー第2戦『ヨコハマタイヤゴルフトーナメント PRGRレディスカップ』(賞金総額8,000万円 優勝賞金1,440万円)が3月15日、高知県香南市・土佐カントリークラブ(6,228ヤード/パー72)で開幕する。14日はプロアマ大会。その後、各選手が最終調整を行った。

 何としても、まず1勝。鈴木愛は今季、賞金女王奪回と年間5勝と2つの目標を掲げている。となれば、今大会は必勝だ。最大の要因は、コースとの相性。徳島県出身で四国特有のムードが底知れないパワーを与えてくれるのか。「アップダウンがあって、点で狙うタイプのコースが私は好き。四国はこういうところが多い。ゴルフを始めた頃からそういうものだと思っていたから、集中力が増す」と話した。

 なるほど、である。2015年から4年連続で出場。2位2回、4位、21位と抜群の安定感を誇っている。あと一歩が足りないものの、「今年こそ、という気持ちで高知へ来ました」と頼もしい。開幕戦は「調子がいい」といいながら、よもやの予選落ち。「正直な気持ちをいいますと、ゴルフがイヤに…。クラブを握りたくないテレビ中継を見る気もなくなりました。だから、外出はせず、ずっと家にいたんですよ」。

 ただ、わずか1日の引きこもりがリフレッシュになった。「開幕戦から頑張ろう。結果を出そう、という気持ちが強すぎたのかもしれません。振り返ってみると、オフとはいっても毎日、練習ばかり。疲れていました。1人で部屋にいて、ゴロゴロしていたら気分が良くなり、とてもいい感じです」と続ける。生命線のパッティングは「今回はボールが素直に転がってくれました。ストロークがいい」とタイコ判を押した。

 ちなみに、コース攻略のポイントは、「高低差があるので、目線を一定に保つことです。海に近いから風向きがコロコロと変わるけど、攻略する自信がある。プレーオフで2度負けているし、3度目の正直。いや、プレーオフにはしたくはありません」と語り、「優勝は、私」と大きく書いてあるかのような笑みを浮かべていた。

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