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2019.3.17

鈴木愛、圧巻の内容で今季初優勝

<Photo:Matt Roberts/Getty Images>

 2019年LPGAツアー第2戦『ヨコハマタイヤゴルフトーナメント PRGRレディスカップ』(賞金総額8,000万円 優勝賞金1,440万円)大会最終日が3月17日、高知県香南市・土佐カントリークラブ(6,228ヤード/パー72)で行われ、鈴木愛が逆転優勝。5バーディー、1ボギーの68をマークし、通算9アンダーとスコアを伸ばした。4打差の通算5アンダー、2位は葭葉ルミ。(天候:晴れ 気温:16.5℃ 風速:8.4m/s)

 女王奪回のプロローグ。鈴木愛は強く、気高い。新たな時代の到来をガッツポーズで表現した。3打差をつけて迎えた18番。優勝をほぼ手中におさめていた。しかし、本人はその状況を把握していなかったとは驚きである。

 「きょう、スコアボードを1度も見ていなかった。18番のバーディーパットの前に初めて、です。あの時、思っていたのは外したら、格好悪い。本当に良かった」。強風下の第1打、残り142ヤード、9Iの第2打もスキがない。さらに、2メートルのバーディーパットで1日を締めくくった舞台裏には、さまざまな葛藤が渦巻いていたという。

 「今大会、2度もプレーオフで敗れています。私はマッチプレーが苦手。駆け引きが下手ですからね。だから、自分のゴルフに徹すればいいけど、時として相手のクラブ選択を見て、自分のスタイルを変えて…。だから、きょうは集中するために、スコアボードを見なかった」とひと息つき、「やっと、この試合で勝てました。もうひとつ、前週の予選落ちはショックが大きい。何しろ、ホールアウトしてから1人になりたい。トイレへ駆け込み、ふさぎ込んで声を出さずに泣きました。情けないし、悔しい。オフの間から、あれだけの準備をしたにもかかわらず、うまくいかなかった。あそこまで、うまくいかないとやってきた意味があるのだろうか。自信をなくしてしまった。ということで、18番のバーディーパットは、私が私らしくいるため絶対、カップインさせなければならなかったわけです」。

 スタート前、目標は6アンダーの上積みだった。「きょうは、3ホールに1つ、バーディーをとる計算でした。「コースで感じる風は、強くて難しい。それだけに前半が勝負だと思っていました。アウトは山に囲まれて、それほど大きく風の影響を受けることがないでしょう。だから、バーディーを4つはとりたいと気合が入っていた。結局、バーディーが2つだから、後半はどうかぁと思っていたのです」とも明かす。

 ただし、本人の解説ではこの日のクラッチパットは、11番。「5メートルの大きく曲がるフックライン。実は私、フックラインが得意ではない。こちらにきてから、ずっと練習をしていた。だけど突然、あの時はイメージが良く、スムーズなストロークができましたよ。ものすごく気持ちの良いパッティングでした」と加えた。

 悔しさを払しょくすることは、試合で結果を残すことだろう。開幕2戦目の、とにかく強い今季初Vだが、少しも満足した様子はなかった。「目標はシーズン5勝と賞金女王。あと最低でも4勝をあげたい。それから、海外メジャーで今、出場権があるのは、全米女子オープンだけです。本当はANAインスピレーションにも出場したかったけど叶わない。だから、日本でたくさん勝ちたいと思います。海外メジャーでも結果を残せるようなショットの精度を磨き、バリエーションを増やしたい」と改めて誓う。

 エピローグは12月1日である。

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