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2010.7.4

日医工女子オープンゴルフトーナメント 最終日

辛炫周、プレーオフを制し2年ぶりの優勝

 2010年度LPGAツアー第16戦『日医工女子オープンゴルフトーナメント』(賞金総額6,000万円、優勝賞金1,080万円)の最終日が、富山県富山市の八尾カントリークラブ(6,542Yards、Par72)で開催された。

 天候:雨、気温:22.7℃、風速:2m。強い雨と深い霧に多くの選手が苦しみ、アンダーパーでのラウンドは僅か3名という難コンディションとなった最終日。最終組3名の三つ巴となった優勝争いを制したのは、韓国の辛炫周(シンヒョンジュ)。8アンダーでトップに並んだ天沼知恵子とのプレーオフを1ホール目で制し、2008年以来2年ぶりの優勝でツアー通算5勝目を挙げた。同じく最終組で回った綾田紘子はプレーオフに1打届かず3位でのフィニッシュとなった。

 2008年の『日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯』以来、2年ぶりの優勝を飾った辛。前回優勝の直後に右膝を手術し、それ以降1年10ヶ月の間優勝から遠ざかっていただけに、喜びもひとしお。「夢みたいです。今の瞬間もまだ(昨夜の)夢の中じゃないかと思ってます(笑)。手術をしてから優勝がなくて、ランキングも下のほうで、日本ツアー(での活動)もこのまま終わってしまうんじゃないかと心配してたけど、(この優勝で)自信ができました」と安堵の表情で語った。プレーオフは過去に韓国で3敗していて、勝ったのは今回が初めてだという。「日本でプレーオフを勝てて嬉しいです。前半で3打差ついたので優勝はできないかなと思ったけど、2位でもいいから集中して自分のプレーに徹したのが良かったのかも。できればどんどん優勝したいけど、他にも素晴らしいプレーヤーが多いので、今年の目標は賞金ランキングトップ10です」。メジャー優勝経験を持つ実力者の今後の活躍に期待したい。

2位 天沼知恵子
「残念ですね。悔しい。はぁ…。前半はすごい良かったけれど、9番(ボギー)でティーショットをおかしくして、10番(トリプルボギー)でそれを意識してしまって…。それでも耐えてたんですけど、18番をボギーにしてしまったので、18番のサードショットが一番悔やみますね。プレーオフは気持ちを切り替えてできました。自分の中では冷静に回ってきたと思うけど、上手く対応できなかったです。(プレーオフは通算6回で未だ勝利なし)もう次は絶対ですね。本当に自分が情けない。後輩たちも応援してくれてたので、あの子たちが見てる前で勝ちたかったんですけど、みんなもがんばってくれると思うので」。

3位 綾田紘子
「(18番のセカンドショット)9番ウッドだったんですが、10メートルくらいしか飛ばなくて、ゴロゴロと…。アイアンという選択肢もあったけど、あそこは絶対バーディーを取らないと勝てないと思ってたので、ジャッジミスというか…。もっと冷静になっていればこんな悔しい思いはしなかったのかなと。ヤマハ(レディースオープン葛城)の時は最終日にたまたまビッグスコアが出て上がってみたら2位でしたけど、今回は最終日最終組で優勝を狙っていったので、あのときの何倍も悔しい。次こそは最終日最終組で優勝したいです」。

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