スプリング・ハズ・カム　2019年ステップ開幕

＜Photo：Masterpress/Getty Images＞

　2019年LPGAステップ・アップ・ツアー開幕戦『rashink×RE SYU RYU／RKBレディース』（賞金総額1,500万円/優勝賞金270万円）が3月26、27日の2日間、福岡県糸島市のザ・クイーンズヒルゴルフクラブ（6,487ヤード／パー72）で開催される。

　第7回を迎える今大会は、九州では初の民間放送局として1951年にスタートしたRKB毎日放送株式会社との共催。また、オフィス用品・紙製品などのカタログ通信販売やオンラインショッピングサイトの運営、アパレル商品の開発販売をしているニンジニアネットワーク株式会社を特別協賛に迎え、大会名を新たにした。

　昨年は、ツアールーキーの原英莉花が、逆転でステップ・アップ・ツアー初優勝。ザ・クイーンズヒルゴルフクラブは2001年、日本プロゴルフ選手権大会が開催されるなど、福岡県屈指の名門として知られる。今年は昨年のステップ優勝者、2018年度最終プロテストの合格者など108人が出場。優勝者には5月に行われるLPGAツアー『ほけんの窓口レディース』の出場資格が与えられる。

　春の訪れを告げる開幕戦は、桜をトーナメントカラーとして季節を演出している。さらに、今年は大会ロゴマークを一新するなど、フレッシュなムードが漂う。桜色に込めた願いは、若き選手へ「これからコースで、咲き誇ってほしい」に加え、ベテラン選手にも、「もう一度大舞台へ返り咲く」という大会関係者のメッセージも込められる。

　ステップ・アップ・ツアーは、LPGAツアーの出場資格を持たない選手、新人選手を対象に、試合経験を積みながらレベルアップすることを目的に、1991年から行われている。2017年からロレックス・ランキングのポイント加算対象ツアー（※3日間大会・54ホールに限る）へスケールアップした。今シーズンは20試合が開催され、賞金ランキング1、2位の選手に、2020年の第1回リランキングまでのレギュラーツアーの出場資格。優勝者および、賞金ランキング3-10位の選手には、ファイナルQTの出場資格が与えられる。