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2019.3.29

河本結、クロスハンドで一変

<Photo:Ken Ishii/Getty Images>

第7回アクサレディスゴルフトーナメント in MIYAZAKI UMKカントリークラブ(宮崎県)第1日

 攻めのプレーを最後まで徹底。河本結の気迫は、18番でも衰えることがない。スライスラインの3メートルのバーディーパット。4年ぶりのクロスハンドグリップ変更がさえる。6つ目のバーディーを奪い、ホールアウトした。「ボールの転がりがとてもいい。きのう、クロスハンドの練習をして、これで行こうと決めたのは、けさです」と明かす。

 とはいえ、スタートの1番から吉兆を感じた。「第3打をグリーン奥に乗せたけど、バックスピンでペヒギョンさんのボールへ当たってしまって…。3メートル残りました。アンラッキーと思ったけど、バーディーが来た」。快進撃が始まる。3番=18メートル、5番=20メートル、14番=8メートル、16番=15メートルと、マジックのようだった。「前週の最終日、ロストボールをして、そこから歯止めがきかずズルズルと行ってしまった。試合の後、なぜ気持ちの切り替えがうまくいかなかったのか、じっくりと考えた。プロゴルファーはしっかりと、賞金を稼ぐことがお仕事。考えが甘い-自分にものすごくハラが立った。でも、反省をして、今週こそは-と気分を一新。ゴルフの神様は見ていてくれるんだなぁと感じた。これほど、ロングパットが決まるなんて、もちろんプロになって初めて。改めて、ゴルフは楽しいと思った」と言葉が弾む。

 マリナーズ・イチローの現役引退も、大いなる刺激となった。何しろ、小学6年から河本の目標は、イチローなのだ。「思考や言葉がグッときます。スマートフォンの待ち受け画面には、イチローさんの名言が入っている」という。また、前週Vの上田桃子の言葉にも感銘を受けた。「おっしゃっていたように、優勝は迎えに行くものではない-は、心に響きました。自分を信じて思い切ってプレーします」。
 トレードマークのリボンはイエローだった。幸せを運ぶカラー。あすは、闘志のレッドなど、いかがだろう。

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