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2019.3.31

Day 3 プラスワン テック~松尾恵

<Photo:Ken Ishii/Getty Images>

第7回アクサレディスゴルフトーナメント in MIYAZAKI UMKカントリークラブ(宮崎県)最終日

 あすは新元号の発表。LPGAも新たな時代の到来をアピールするような、大会最終日となりました。第90期生が最終組で優勝争いを展開。それにしても、河本結さんのパフォーマンスは実に堂々としたものでした。

 1番は、風が左からのアゲンスト。持ち球がフェードですから、かなり左を向いてアドレスしました。後方から見ていて、ちょっと左を向きすぎかなぁと思ったら、第1打は左方向へ。木に当たるというおまけがついて、ちょっとイヤなムードが漂っていたのです。しかし、河本さんの表情には変化がない。このホール、ボギーでしたが、スイングや歩くリズムなどが一定で、前日よりも伸び伸びとプレーしているように感じました。

 ホールアウト後に聞いてみると、「きょうの目標は1アンダー」。少々のトラブルは想定内といった余裕が見受けられたのは、とてもいい材料です。また、同期が3人というペアリングも良かったのではなかったか、と思いました。もし、この最終組へ百戦錬磨のベテランが1人でも加わっていたら、ひとり旅とはいかなかったかもしれません。

 勝因はすべてが良かったからでしょう。でも、ひとつだけあげるとしたら、それはパッティング。ショット以上に迷いがなし。1年ぶりのクロスハンドグリップでも、対応してしまう適応力の素晴らしさもクローズアップされました。聞くところによると、去年の大王製紙エリエールレディスオープンで、名手・鈴木愛さんから、「ボールの赤道を打て」とアドバイスを受け、オフの間、一心に取り組んだそうです。赤道とは、ボールの中心。反復することで劇的にボールの転がりが変わったとか。

 元々、研究熱心で普段の練習からうまくなりたい、うまくなる-という姿勢が見受けられました。聞く力。実践力の証明でしょうね。この日も安定感は抜群でした。もうひと加えるなら、第2日、第3日と、アイアンショットの切れが良くなったように思いました。ということで、タテの距離感がいい。大崩れがないという図式ができあがるわけです。キャディーをつとめた、弟の力さんとのコンビもきっと大きかったでしょう。賢姉賢弟でツアー初優勝をつかみました。

 最後に、優勝スピーチもプロ2年目とは思えないほど、堂々としたもの。クラブハウスへ向かう車中から見た満開の桜、さらに大会コンセプトである『みらいをつくろう』を織り込んだのは、プロフェッショナルの発信力でしょう。おめでとうございます。ニューヒロインの誕生を見届け、とてもうれしく思いました。

(松尾 恵=担当理事)

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