2019.4.12
福が来た 見せた福山、あすも魅せる
<Photo:Matt Roberts/Getty Images>
2019年LPGAツアー第6戦『スタジオアリス女子オープン』(賞金総額6,000万円 優勝賞金1,080万円)が4月12日、兵庫県三木市・花屋敷ゴルフ倶楽部よかわコース(6,316ヤード/パー72)で開幕した。大会第1日、4アンダーで首位に立ったのは福山恵梨、申ジエ。1打差の3位タイで小橋絵利子、菊地絵理香がつけた。ディフェンディングチャンピオンの鈴木愛は1アンダー、12位タイ。(天候:曇り時々晴れ 気温:13.8℃ 風速:3.5m/s)
福山恵梨、1打入魂がボールへ宿る。最終9番のバーディーパットは、約10メートル。「ストロークした瞬間、ちょっと強かった。でも、入れ、という気持ちを込めたのですよ。とにかく、カップインして良かった」と胸をなでおろす。プロ初の首位発進。もっと喜んでもいいのでは、と感じたが、満足できる内容ではなかった。
「自己採点は60点。トータルで考えれば悪くはありません。しかし、ホールによって第2打やアプローチのミスで、ボギーを叩いた。流れをしっかりとつかまなければ、上位へは行けない。でも、成績ばかりにとらわれすぎるといいことはありません。やれること、やるべきことをしっかりと行う。きょうは、それほど調子が良かったわけではないけど、もう少し、バーディーをとれたのではないかと思いました」。
自分に厳しい。というのは、それだけの自覚があるということだろう。さて、昨年までとどこが違うのか。「去年からレベルアップするため、いろいろなことを試合で試した。スイングの改造を行ったし、オフもこれまで以上に、フィジカルトレーニングを積んできた。まずは、体です。体調さえしっかりしていれば、プレーの結果はついてくるはず。下半身を鍛え、両腕でボールを飛ばすのではなく、大きな筋肉を使えるようになったと思う」と説明した。
さらに、話題は続く。同じ福岡出身の福田真未とは、高校時代から親友だ。ところが、「練習していると、福田さんですか、といわれる。顔、体形、ゴルフのスタイルもまったく違う。似ているのは、姓が福で始まるぐらいですよ。本音をいえば、私もプロゴルファーだし、早く皆さんに名前と顔を覚えていただきたい」と笑いながら漏らしていた。ところで、自己ピーアールは-。「安定した1Wのショットと、強気のパッティングです。あす、みてくだされば、きっと満足していただけると思う。ぜひ、見にきてください」。
元世界一の申ジエと同組でプレーする。スポットを浴びる、絶好のチャンスが訪れた。
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