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2010.10.15

富士通レディース 第1日目

アンソンジュ、2週連続優勝へ向け好発進

 2010年度LPGAツアー第28戦『富士通レディース』(賞金総額8,000万円、優勝賞金1,440万円)の1日目が、千葉県千葉市の東急セブンハンドレッドクラブ(6,631Yards,Par72)で行なわれた。

 天候:曇り、気温:23.0℃、風速:2m。秋の訪れを感じさせる穏やかな天候のなか、各選手がバーディーを量産した初日。2週連続優勝のかかるアンソンジュ(韓国)が9バーディー・2ボギーの7アンダーで単独トップに立った。1打差の2位タイにはともに6バーディー・ノーボギーの有村智恵と宋ボベ(ソンボベ・韓国)が並んだ。5アンダーの3位タイには北田瑠衣、上原彩子ら5選手が続いている。また、野村敏京、青木瀬令奈、髙橋恵のアマチュア3名が揃ってトップ10に入る健闘を見せた。

 4打差から逆転優勝した前週の勢いそのままに、9つのバーディーを量産して単独首位に躍り出たアン。上位選手の多くがノーボギーで回るなか、前半に1ボギーを喫したものの、「ここであきらめないで頑張ろうと思い直した」というとおり、気持ちを入れ替えて臨んだ後半は6つのバーディーを積み上げた。最近のドライバー飛距離アップの原因を質問されると「一月前に新しいドライバーに変えて、使い始めのころはうまく飛ばなかったんですけど、今では馴染んできて自分でも飛んでるなあと思います」とコメントも滑らか。ポニーテールの尻尾の部分を赤く染めた独特のヘアスタイルは、日本のファンに顔と名前を覚えてもらいたいという思いから生まれたもの。韓国人初の賞金女王を目指す“赤毛のアン”は今週も絶好調だ。

 そのアンを1打差で追いかける有村は、韓国人プレーヤーが席巻する今季のLPGAツアーについて「もちろんすごく気になってるし、悔しいです」と危機感を露にした。しかし一方で、現在の状況は日本人選手が成長するチャンスとも捉えている。「異国の地でプレーして結果を残すというのは大変なことで、彼女たち(韓国人選手)はみんなとても強い気持ちを持ってツアーに臨んでいる。こういう時期を経験することが、私たち日本人プレーヤーのレベルアップにも繋がると思います」。残り7試合となった今季のLPGAツアーを最後まで盛り上げるためにも、有村ら日本人選手の奮起に期待したい。

2位タイ 宋ボベ
「こんなにいいスコアは久しぶりで、初日いいスタートが切れました。ショットは曲がったけれど、今日は自分が狙ったとおりのゴルフが出来て、いいスコアになりました。コースは昨年より長くなって、フェアウェイも広くないので難しい。18番は元々難しいホールだったのが更に難しくなりましたね。今日は天気が良くて、距離が出る人にとってはそんなに長くないと思いますが、雨が降ると難易度が上がりますね。明日以降も、自分の考えたとおりのゴルフが出来るよう頑張りたいです」。

4位タイ 野村敏京(アマチュア)
「今日はパットが悪かったけど、ショットは良かったです。グリーンは練習ラウンドのときよりも硬くなっていて、速くて難しかったです。このコースはOBも無いし、伸び伸び打てるので自分に向いてると思います。昨年のエリエールレディスでも今日と同じように初日に5アンダーが出て、最後は有村さんと回って負けてしまったので、今回は頑張って優勝が目標です」。

9位タイ 青木瀬令奈(アマチュア)
「チューズデートーナメントからずっとボギーなしでいいペースです。パットの調子が良くて、2~3mがよく入りました。グリーンの読みはキャディさん任せで、私はそのラインに向けて打つだけです。(今季のプロツアー出場は5試合目)以前はトーナメントに出ても予選突破を目標にしてましたが、トップ10を目標に置き換えたらモチベーションが変わり、成績も上がってきました。今回もトップ10が目標です」。

9位タイ 髙橋恵(アマチュア)
「今日は自分でも不思議なくらいパットが入りました。5~6m残るパットが多くて、それが全部入ってくれて助かりました。(ギャラリーがいる中でプレーする気分は?)ギャラリーに見られていないとダメなタイプなんです。ギャラリーがいると、いい所をみなさんに見せたいという気持ちになります。テレビインタビューも記者会見も受けていて楽しいです(笑)。明日はいつものプレーをして、どんどんバーディーを狙っていきたいです」。

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