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2019.5.2

東京2020もロックオン 好調・申ジエの誓い

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

パナソニックオープンレディースゴルフトーナメント 浜野ゴルフクラブ(千葉県)

 心なしか、お疲れモードの表情だった申ジエが、この日はキリリとしていた。前週の激闘で少々、やせたかなぁとも感じたが、「そんなことはありません。令和になって、日本が新しい時代に向かうパワーが、ものすごく感じられる。私もその流れに乗りたい」と言葉が弾んだ。それにしても、今年はここまで際立った成績が続いている。2勝をあげ、他の3戦も5位T、6位T、2位Tと優勝争いに絡んだ。

 激戦が続けば、疲労が残る。とはいえ、休日の過ごし方が実にうまい。4月28日、自身の誕生日を大逆転Vで飾った翌日は、何をしていたのか。「家でのんびりしていました。プロゴルファーですから、普段はできないことがたくさんある。例えば部屋の掃除。私は家事で、掃除が一番好き。気持ちが、リフレッシュできるからです。それから、心を込めてきれいにすれば、行っただけの効果が表れる。試合が終わって、きれいな部屋へ帰るのはとても気持ちがいい」と明かす。つまり、リセットし、整えるということだろう。気分を一新すれば、好調期間が長い。

 オンとオフの切り替えをきっちりと行うのは、大きな目標があればこそ。今シーズンでいえば、悲願の賞金女王のタイトルだ。さらに、20年の東京オリンピックを見据える。「私が戦う、日本で行われるオリンピックへ出場できるチャンスは、おそらく最初で最後。もし、出場できれば、それは名誉でとてもうれしい。可能性がある限り毎試合、集中して良い結果を出すと誓いました」。

 元世界1位といっても、現在は18位だ。しかも、出場資格をモノにすることは、とても難しい。各国の代表は、20年6月30日時点で決定。オリンピックランキング15位以内なら、最大4人までが出場権を獲得する(※同ランキング16位以下については、1カ国2人)。ところが、申は韓国では8番手と狭き門の状況だ。4人を抜き去らなければならない。

 「強い選手がたくさんいる。だから、私も負けてはいられない。今はすごく調子がいいので、油断をしません。ひとつ、ひとつのチャンスを大切にします」と出場3試合連続Vを狙う。ちなみに、LPGAツアーの年間最多優勝は、2003年に不動裕理が記録した10勝-。

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