2025.5.4
劇的復活V -菅沼菜々・QTランク102位から一気

<Photo:Yoshimasa Nakano/Getty Images>
JLPGAツアー2025シーズン第7戦『パナソニックオープンレディースゴルフトーナメント』(賞金総額8,000万円、優勝賞金1,440万円)大会最終日が5月4日、千葉県市原市・浜野ゴルフクラブ(6,751ヤード/パー72)で行われ、菅沼 菜々が通算10アンダーで劇的な復活V。ツアー通算3勝目をあげた。1打差の通算9アンダー、2位は大里桃子。3位タイは通算7アンダーの小祝さくら、神谷そら、仲村果乃が入った。8番でホールインワンを達成した蛭田みな美は通算6アンダー、6位タイ。
優勝をぐいっと引き寄せたのは、伝家の宝刀ともいえる52度のアプローチ。9番、残り93ヤードの第3打だった。「ショットの前、気合いを入れた。直前の8番、同組の蛭田さんがホールインワンを達成。ナマで拝見したから、私もやらないと-そんな気持ちからです」と振り返る。ここが勝負。ボールに気迫がこもり、ピン50センチの素晴らしいショットである。
<Photo:Yoshimasa Nakano/Getty Images>
1打差で迎えた18番のパーパットでは、「勝っても、負けても、後悔しないようにしっかり打つことに集中。私を信じました」とも。23年に通算2勝をあげ、さらなる飛躍を誓った24年は、思わぬスランプに見舞われた。シードはもちろん、ファイナルQTでも振るわず、QTランキングは102位まで低迷。「オフに怪我をしたこともあるけど、シーズンを通して、すべてがボロボロ。オフはクラブを握らず、ゴルフが楽しいと思えるまで約1カ月半、クラブを握らなかった」そうだ。
ただし、この休養が奇跡ともいえそうな、この日の勝利を運んできた。「どんなに成績が悪くても、応援してくださる方がたくさんいてくださった。皆さんのおかげです」。これで出場資格がなかった、次週の公式競技第1戦『ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ』へ。「大好きなコースです。勇気と希望を一人でも多くの方に届けたい」と、言葉が弾んだ。
<Photo:Yoshimasa Nakano/Getty Images>
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