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2019.5.2

新垣比菜 スタッツが示す成長

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 2019年LPGAツアー第9戦『パナソニックオープンレディースゴルフトーナメント』(賞金総額8,000万円、優勝賞金1,440万円)が5月3日、千葉県市原市・浜野ゴルフクラブ(6,566ヤード/パー72)で開幕する。2日はプロアマ大会が行われた。

 どこかが違う。新垣比菜の取材で、以前とは違った雰囲気があることに気がついた。何だろう。まっすぐに相手の目を見つめ、はっきりとした口調で話す。表情もいい。プロフェッショナルのたたずまいが整った。

 2017年の最終プロテストで合格。プロ2年目で、黄金世代初のLPGAツアー優勝を飾った。石の上にも3年ということわざもある。ちょうど1年前の初Vから、心境にどんな変化があったのだろう。「去年、優勝できましたけど、正直いうとゴルフへ気持ちが向いていない時期があった。試合の連続−。沖縄へ帰りたいとも思いました。きっと、高校は卒業しても、学生気分が抜け切れていなかったのでしょう」と告白する。

 では、プロ3年目の2019年は、どうか。優勝こそないものの、賞金ランキングは7位と健闘している。加えて、予選落ちが1度もない。ここ3試合は3位T、8位T、5位Tとトップ10フィニッシュを飾っている。スタッツをみていて、特に感心したのは、4日間競技の最終日。平均スコアの68.0は群を抜く。日曜日に素晴らしいプレーを披露する。通算2勝目は、目前と誰しも感じることだ。

 「去年、最終日にスコアを落とすことが多かった。オフの期間、課題にして取り組んできたかいがある。今年は、とにかく結果を重視。気持ちが強くなったのでしょうか。先は、わからないけど、今のところは課題をクリアしている手応えがあります」とほほ笑んだ。

 4月22日、茨城県で行われた「全米女子オープン」の最終予選会へ挑戦。ウエイティングの順位を決めるプレーオフで、1番手になった。あとは吉報を待つのみ。「色々と戦略を練って、アメリカで戦える準備をしている。イメージをつくるのは、練習ではなく試合です。今大会もいい経験をしたい」とテーマを掲げた。

 一方で、体調管理もより心を配るようにしている。「気が緩むと、甘いものが大好きだから、つい」といい、「カップラーメンも、すごく好き。食べ過ぎてはいけませんね」とクギをさした。最近のご贔屓は、赤い…。意外な組み合わせに驚いた。

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