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2019.5.8

連覇へ自信 申ジエはリズムで勝負

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ 茨城ゴルフ倶楽部 東コース(茨城県)

 準備万端。申ジエは、心までを整えた。にこやかに口を開く。「すごくショットの調子がいい。とにかく、ガマンをする。どれほど難しいコースでも、チャンスは必ずくる。でも、公式戦は、実力だけでは勝てるものではない。運を味方につけないと、神様は勝たせてくれないと思います。厳しい戦いになるでしょう。とにかく、スマートなパッティングができる計算が大事です」。淡々と語った。

 いい準備ができたことが、手に取るように伝わってくる。5日のパナソニックオープンレディースゴルフトーナメント最終日。スタート前の練習場でヒントを得た。「ちょっとしたこと。感覚です。リズムがとてもよくなる、いいスイングをみつけました。実践したら、とてもいい結果が出ましたよ」。66をマークし、またも最終日の強さをアピールした。

 2018年の4勝は公式戦。年間グランドスラムは逃したが、大一番の強さを改めてアピールした。「特に、4日間大会が好き。セッティングが難しくなれば、ミスをする。でも、リベンジできるチャンスもあるわけです。後悔をしたくない。失敗するのは、私だし、チャンスをつくるのも私。だから、いい準備をしなくてはいけない。体力も大事ですね。幸い、私はその自信がある」。

 予選ラウンドの2日間は昨年、全英リコー女子オープンを勝った、ジョージア・ホール、比嘉真美子と同組だ。ホールとは昨年、オーストラリアで開催された欧州ツアーキャンベラクラシックで優勝争いを演じている。結果は、申が優勝。それも、キャリア通算50勝と節目のVだった。「私も含め、ギャラリーの皆さんに、いろいろなプレーを見ていただけると思います」と目が輝く。

 ところで、ちょっと意地悪な質問をしてみた。ゴルフをやめたい。プレーすることにつかれた。そんな気持ちになったことはないのだろうか。「勝っても、負けても、また練習をしたくなる。一度もありません。いつも、開幕前は、どういう勝負ができるか-楽しみです。ただし、コースを出ると、疲れがドッと出て立ち上がれない」。極限の技と精神力が72ホールを支える。

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