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2010.11.21

大王製紙エリエールレディスオープン 最終日

金ナリがツアー初優勝 アンが韓国勢初の賞金女王に!

 2010年度LPGAツアー第33戦『大王製紙エリエールレディスオープン』(賞金総額1億円 優勝賞金1,800万円)の最終日が、愛媛県松山市のエリエールゴルフクラブ松山(6,442Yards、Par72)で行われた。

 天候:晴れ、気温:18.6℃、風速:1m。3日間を通じて好天に恵まれた今大会。最終日は賞金女王を狙う横峯さくらが一時首位と1打差まで迫るなど、大混戦となったが、9番からの3連続バーディーで抜け出した金ナリ(キムナリ・韓国)がそのまま逃げ切ってLPGAツアー初優勝。これによりアンソンジュ(韓国)の今年度獲得賞金額1位が確定。韓国出身選手では初となる賞金女王の誕生となった。1打差の2位には馬場ゆかり。さらに1打差の2位には全美貞(ジョンミジョン・韓国)が入った。

 上位陣のスコアが伸び悩むなかで、着実にスコアを伸ばした金。3連続バーディーとした直後の12番ホールではこの日2つめのボギーを喫するものの、持ち前の飛距離を武器に再びチャンスを作る。17番・479ヤードのパー5では、フォローの風に乗せて、ティーショットを残り145ヤードまで運ぶと、「9番アイアンで軽く打ちました」というセカンドショットを見事にグリーンに乗せ、楽にバーディーを奪い、勝負を決定づけた。

 「(8月の)プレーオフ負けの時は、正直自分にとっても一番調子が良いときだったので、負けてしまって、今年の優勝はもう無い…とも思っていました。その中で最後に優勝することが出来て、本当に嬉しかったです」と1度は諦めかけた優勝のタイトルに感慨もひとしお。「日本ツアーは最初のうちは慣れなくて、緊張して成績に繋がりませんでした。少しずつ自信もついてきて、そしてこのエリエールでの優勝がプロになって初めての優勝なので、とても嬉しいです。今後はもっと日本でのファンを作っていきたいです。今は通訳を通して皆さんと会話をしなければいけませんが、勉強して来年は自分から話が出来るようになります」と日本でのさらなる活躍を誓った。


アンソンジュ
「賞金女王が決まった実感が湧いてきません。来週も試合があるので終わったら実感できると思います。ゴルフは自分でやるものですけど、周りの支えががなかったら、ここまでできませんでした。今まで日本に来て活躍してくれた韓国の先輩たちが作ってくれた道を楽に歩いてこれた気がします。先輩たちに感謝したいです。来年の具体的な目標は今年がすべて終わってから立てたいと思います。まだまだ課題があるので、それをしっかりこなすことと、来年も“学ぶ”気持ちでツアーを戦っていきたいです」

横峯さくら
「前半はいいペースでラウンドでき、ショットにも自信を持って打てていたという感じでした。今日はあきらめずにプレーはできましたし、久しぶりに楽しんでプレーもできました。今年は調子のいい時期が少ない中で2勝していることは、自分の成長もあると思います。アンさんはハングリー精神もすごいしよく練習もしますので、それ以上の練習する必要もあると思いますが、自分のペースでいきたいとも思います。今年一年いい経験ができたので、また来年賞金女王を目標にしていきたいですね」。

2位 馬場ゆかり
「今日は本当にショットがよくなくて・・・。最近の最終日の中でも一番苦労しました。17番は狙っていくしかないと思ってしっかり攻めることができ、次の18番もバーディーが取れてホッとしました。来週の最終戦であるリコーカップは一番目標としている大会なので、“優勝”を狙っていきます。しっかり体のケアをして4日間競技を戦える体力を残しておきたいと思います」。

3位 全美貞
「前半はまずまずのゴルフだったのですが、9番ホールでチャンスをものにできなかったことがもったいなかったです。今週は全体的に見ればショットもパットもよかったので、来週につなげて今年を締めくくりたいですね」。

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