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2019.5.10

2位タイ、吉田優利の直感力

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ 茨城ゴルフ倶楽部 東コース(茨城県)第2日

 唯一のアマチュア出場選手、吉田優利が素晴らしいプレーを披露した。5バーディー、1ボギーの68をマークし、2位タイで決勝ラウンドへ進出。「ショットが安定し、危なげない内容でした。特に、1Wがしっくりきた。良かったです」と話した。6年間、使用してきた1Wを今大会、思い切って替えている。「コーチが同じ、松森彩夏さんの使っているものをお借りして打ってみました。最初の3発で、これだ-。振った感覚と、クラブの顔がいい。初速が強い感じがします」。

 安定感が違う。第1打のアドバンテージは、公式戦となれば、何ものにも変え難い。「よけいなところに頭をつかわなくてすみます。この後、全米女子オープンが控えているし、腕試しのフィールド。うまくできたと思う。いい2日間です」と満足そうだ。とはいえ、今年最大のターゲットは、最終プロテストに一発合格すること。3年前から本格的に準備を行っている。

 「力が強くない。30キロのスクワットをクリアすることが、限界でした。だから、トレーニングはもちろんですけど、食事、睡眠と基本的なことを見直し実践。おかげで、50キロのスクワットができるようになりました」という。さらに、「ジャンクフードや、お菓子、炭酸飲料が大好きでした。食事の栄養素など気にしない。でも、プロになるにはそれではダメ。食事の時間を決めて、トレーニング後には、高たんぱくのものを摂取する。自分で考え、学んでから実践しました。体調を整え、いい睡眠をとって、トレーニングを続ければ、すべて大きな力に変わる。プロになる上で、必要な条件です」。決意はゆらぐことがない。

 とはいえ、時には、「心の栄養が必要になる。イライラした時の薬として、ポテトフライ、チーズケーキなどをいただきます」と聞いて、ひと安心した。2000年生まれのミレニアム世代。「同期は、自分のことを考えさせてくれる仲間。2000年に生まれて、本当に良かった」と感謝のメッセージを伝えた。目標とする選手は、テレサ・ルー。「プレーはもちろんですけど、歩く速度。醸し出す雰囲気が好きです」と語っている。19歳とはいえ、吉田の言葉、醸し出すムードもなかなかのもの。恐れ入りました。

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