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2019.5.10

ペソンウ首位堅守 『油断は失敗を招く』

<Photo:Masterpress/Getty Images>

 2019年LPGAツアー公式戦の第1戦『ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ』(賞金総額1億2,000万円、優勝賞金2,400万円)大会第2日が5月10日、茨城県つくばみらい市・茨城ゴルフ倶楽部 東コース(6,560ヤード/パー72)で行われた。この日も大混戦。通算6アンダーにスコアを伸ばした、ペソンウが首位を守った。1打差の5アンダー、2位タイはアマチュアの吉田優利、渋野日向子、笠りつ子。(天候:曇り 気温:25.8℃ 風速:2.5m/s)

 これが起死回生のワンショット。悪い流れを断ち切るために、ペソンウへ気迫がみなぎった。18番、残り25ヤードの第3打は、グリーン手前からのバンカーから。ボールは、カップへ吸い込まれた。

 「自分のプレーへ失望していた矢先。14番の3パットなど、判断ミスが多かったですからね。でも、あのショットで変わった。でも、私が一番、うれしかったのは6番のパーセーブ。5メートルはあったでしょう。ショットの調子が良くなかったけど、パッティングに救われた」と振り返る。

 一見、ハデなプレーばかりがクローズアップされるが、コツコツと努力を重ねてきた。たとえば、予選落ちを喫しても、翌日はまたコースへ。「次週、いいプレーをするため、できるだけ素晴らしい環境で練習したいからです。プロゴルファーは、練習も仕事でしょう。両親は私のために、これまで大変な苦労をしてきました。だから、一生懸命に練習を重ね、試合でいい結果を残すことが、何よりの親孝行だと思います」。スッと背筋を伸ばす。

 続いて、意外な理想像に驚かされた。「できるだけ長く第一線でプレーしたい。目標というか、尊敬している方が3人います。ジュリ・インクスターさん、大山志保さん、李知姫さん。あこがれています。大山さんのヨネックスレディスゴルフトーナメントの優勝に感動しました。また、KKT杯バンテリンレディスオープンで、優勝した知姫さんのプレーも忘れられない」と熱く語る。

 25歳でも、独自のスタイルを構築。ラッキーナンバーを聞いてみた。『4』です−という答えは意外に感じた。「日本で4は、死を連想させるから敬遠されることは知っていますよ。勝負の世界の選手は、1や7が好きでしょう。でも、私は他の選手と同じではイヤです。だから、4。人が嫌う数字でも、私の方から好きになればラッキーナンバーになる」と持論を話す。ホールアウト後には前日から始めた、ボールマーカーのプレゼントを目当てに、ギャラリーの長い行列ができていた。

 ちなみに、この日はオレンジを選択。「あすは、何色にしましょうか。お楽しみに」と締めくくる。首位で迎える決勝ラウンド。「油断をすれば、失敗を招く。あすはムービングデー。しっかり準備をします」とスキがない。

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