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2019.5.17

藤本麻子 今年一番のスマイルで4位スタート

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

ほけんの窓口レディース 福岡カンツリー倶楽部 和白コース(福岡県)第1日

 一変。ゴルフは摩訶不思議なスポーツである。藤本麻子が4位発進。今季、ナンバーワンのプレーを披露した。前週まで、9試合に出場して、予選通過が3回という不振がうそのようだ。4バーディー、ノーボギーのラウンドに、「ノーボギーは久々? 絶対、そうですね」とうれしそうに話している。いったい、何が-。

 「ずっと腰が痛かった。この1カ月ぐらい違和感があり、ストレッチやトレーニングをしても、なかなかすっきりとしない」と説明した。ということで、前週の後、都内の病院で治療を。「筋膜が癒着して、動きが悪くなっていた。注射を2本打ったら、おかげでだいぶ良くなりました。針を刺す時はチクッとしたけど、イテーって感じはありません」と苦笑しながら語っている。

 そうはいっても、前週の予選落ちで学んだこともあった。当然を捨て去ったことだ。「1Wは遠心力がかかるので、腰がとても痛い。だから、1Wを抜いて3Wでやってみようと思った。1Wがバッグへ入っていると、どうしても使いたくなるし、使わなければ損をした気分になるでしょう。でも、入っていなければ最初から、そんな気持ちが起こらない。3Wでも、ゴルフができることがわかった。だから、落ち込むより半分、楽しい気分です」。プラス思考が、この日の好スタートを呼び込んだ一因だろう。

 加えて、ニューヒロインとなった渋野日向子は母校、岡山県作陽高校の後輩だった。「年が離れすぎて、あまり知らないけど、すごくうれしい。刺激にもなりました」と表情は明るい。まだ、腰痛は完治とはいかないが、前向きのスタイルはパッティングの精度にもつながっている。4バーディーの内、3番の3メートル、6番の5メートルのバ―ディー奪取は、印象に残った。

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