2019.5.24
首位浮上の川岸史果 ニュースタイルをアピール
2019年LPGAステップ・アップ・ツアー第5戦『ツインフィールズレディーストーナメント』(賞金総額2,000万円、優勝賞金360万円)大会第2日が5月24日、石川県小松市・ゴルフクラブ ツインフィールズ ゴールドコース(6,502ヤード、パー72)で行われた。今大会の特別後援、加賀電子所属・川岸史果が、通算5アンダーで単独首位に浮上。1打差の通算4アンダー、2位タイに沖せいら、サイペイインが続く。(天候:晴れ 気温:24.1℃ 風速:3.4m/s)
飛距離で、他を圧倒することが川岸史果のスタイル。ところが、この日は粘ってチャンスを確実にモノにする新たな一面を垣間見せた。象徴したのは3番のパーセーブ。第1打、第2打がともにバンカーへ入った。7メートルのパーパットが残ったものの、しぶとくカップイン。「とてもイヤな雰囲気になりかけたけど、ムードを変えようとより集中した。きょうのアウトコースは、マウンドを上って下るところにピンが切ってある。とても、難しかったけど、3番から冷静にタッチを合わせていけたと思います」。
第1日、2イーグルを奪ったように調子は悪くない。が、それでもスコアは70。「なんで、2アンダーなんだろう」と反省したそうだ。というわけで、冷静なプレーを心がける。後半、ショットの精度がいまひとつになったものの、「ボールがラフへ行っても、フライヤーの計算が良くできた。後半のバーディーは、すべてウェッジで計算したものです」と説明した。
「きのうは17番で、イーグルをとってイケイケの感じ。18番で池につかまった。きょうは、冷静にマネジメントして、第1打、第2打も4Uで無理をしなかったですよ。たとえ、パー5でイーグルやバーディーではなくても、60台のスコアのプレーは自信になります」と言葉が弾む。昨シーズン、不調の要因の1Wも、「まだ、100パーセントとはいえないけど、飛距離も出ている。球筋もうまくコントロールできるようになってきた。今、70-80パーセントの感触に戻ってきた」と復調をアピールした。
「今回、祖母の家からコースへ通っている。また、手厚いサポートを受けている所属先の大会です。とてもあたたかいエールを肌で感じている。クラブハウスのフロント前に、優勝者と塚本大会会長の写真が飾ってありますけど、今年は、私と塚本会長の2ショットを飾ります。あすも冷静に」。復活の足音が聞こえる-。
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