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2019.6.1

古江彩佳 単独首位でアマチュアVへ照準

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 2019年LPGAツアー第13戦『リゾートトラスト レディス』(賞金総額8,000万円、優勝賞金1,440万円)大会第2日が6月1日、静岡県浜松市・グランディ浜名湖ゴルフクラブ(6,560ヤード/パー72)で行われた。首位は通算10アンダーのアマチュア、古江彩佳。2位は通算9アンダーで河本結、さらに通算8アンダーの3位タイで渋野日向子、原英莉花が逆転を狙う。(天候:晴れ 気温:26.6℃ 風速:5.2m/s)

 百花繚乱、スター候補がまた1人−。19歳、あどけなさが残るアマチュア、古江彩佳が圧巻のプレーを披露した。「パッティングが決まりました。朝の練習ではいまひとつだったけど、コースではタイミング、イメージがふくらんだ。でも、パッティングはあまり得意ではありません」と控えめに話す。「前週から2試合連続でツアーへ出場していることが大きい。きっと、プロの試合で経験を積んだことが実になっている」と感謝の気持ちを表した。

 それにしても、安定したラウンド内容だ。唯一のピンチは、ボギーだった18番。「グリーンの上段につけてしまい、パーパットが9メートル残りました。第1打からミスが続いたので、仕方がない」。サバサバした表情だ。一方で、前半の9ホールは、6バーディー。前日、原英莉花が更新したトーナメントコースレコードを再更新する65のスコアを叩きだしている。

 「安定してきた。考え方が最近、おとなになった気がする。ミスをしてもズルズルと、引きずらないように心がけています」と語っている。前週、中京テレビ・ブリヂストンレディスオープンの指定練習日に、目標とする宮里藍のトークショーを見学した経験が活きた。「(宮里)藍さんは、(スコアが)悪かったときに、ドアを閉めるという表現をしていました。ゴルフは気持ちの切り替えが、心の底から大事だなぁと思います。だから、笑顔のラウンドを心がけている」とロールモデルの効果を明かす。

 今シーズン、LPGAツアーへ5戦出場し、ローアマチュア獲得は4回。さらに、前週の最終日のインコースに続いて、またもや9ホールで30をマークした。今春、高校を卒業したばかりである。前途洋々だろう。152センチと小柄でも、精神力の強さをうかがわせる。

 最終日、ツアー史上7人目のアマチュア優勝を目指す。「勝ちたい、という欲はあるけど、力んでしまってはいけない。(優勝は)意識したくは、ありません」と真顔になった。無限の可能性を秘め、偉業へチャレンジする。

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