2019.6.1
ニュースタイル・河本結、最終日はどこで-
<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>
リゾートトラスト レディス グランディ浜名湖ゴルフクラブ(静岡県)第2日
あと、ひと転がり。18番、河本結のバーディートライは5メートルだった。きっちりとラインを読み、気迫がボールへ乗り移ったかのように見える。しかし、惜しくも首位に並ぶことはできなかった。「バーディーをとるつもりでいったので、ショートしたことがとても悔しい。でも、最終日へつながるプレーが1日を通してできたと思います」と振り返る。
持ち前の攻めのスタイルは健在。この日は、6バーディー、ノーボギーの内容で安定感を漂わせた。8番の第2打がその典型だ。ピンまで20ヤード。52度から放たれたボールは、傾斜を見事にとらえる。「ピンの上から下りのフックライン。きっちりとボールを寄せることができた。アプローチがすごくさえていたと思います」とうれしそうに語った。
さて、最終日、ターゲットはもちろんツアー通算2勝目。よほど手応えがあるのだろう。すでに、気象条件のチェックは済ませていた。「それほど風が吹きそうにない。優勝スコアは15アンダーぐらいになるのでは…。ということは、あす6アンダーを出さなくてはならない。だから、きょうはあとひとつスコアを伸ばしたかった。もちろん、最終日にその分を取り返します」と頼もしい。
そして、2試合連続の優勝争いを、「誰が今、トップでも意識はしていません。もちろん、優勝を狙っているから関係はあるけど、勝負どころで私がしっかりしていればいい」と自信がみなぎる。その表情、さながら百戦錬磨のようだ。前週の経験がきっとそうさせたのだろう。
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