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2011.5.8

ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ 最終日

アンソンジュが逆転勝利で公式戦初優勝

 LPGAツアー公式戦『ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ』(賞金総額1億2,000万円、優勝賞金2,400万円)の最終日が、茨城県つくばみらい市の茨城ゴルフ倶楽部 西コース(6,655Yards/Par72)で行われた。

 天候:晴れ、気温:24.3℃、風速:3m。前日から一転して快晴となり、絶好のコンディションで行われた最終日。3日目首位の上田桃子がスコアを落としたのに対し、1打差2位スタートのアンソンジュ(韓国)が終盤のバーディーで混戦を抜け出し、通算10アンダーで公式戦初優勝を飾った。3打差の2位タイには、佐伯三貴とテレサ・ルー(台湾)。上田桃子は横峯さくらと並び、通算6アンダーの4位タイに終わった。

 結果的に3打差の勝利となったアンだが、「朝からとても緊張していて…」と前半は緊張の連続。1番、3番でバーディーを奪うものの、6番ホールでは、1.5mのパーパットを打つ際にギャラリーの携帯電話が鳴ってしまうハプニングで、2度の仕切り直し。このパットを外してボギーとし、嫌な流れになりかけたアンだったが、「気持ちには影響がありました。でもその人がマナーモードにするのを忘れただけだと、いい方向に思ったら、許すことも出来ましたし、気持ちも落ち着いたのでいい結果に繋がったと思います」と集中力を途切れさせることなくパーを重ね、後半のチャージに繋げた。「崩れそうになったとき、自分を奮い立たせて、一生懸命やった結果が優勝に結びついて嬉しいです」と自分自身に勝利した事が、何よりの勝因となった。

 アンはこの勝利で賞金ランキングも1位に浮上したが、「試合が再開したばかりですし、まだ賞金女王は意識したくはないです。今日みたいに暖かくなると、多くの選手の勘も戻ってくるはず」と、浮かれた様子は微塵もない。「緊張をもって最後まで頑張りたいと思います」と、これからの長いシーズンを見据えて静かに闘志を燃やしていた。


佐伯三貴 (2位タイ:-7)
「悔しいですね。本当にもったいない。バーディーがきたすぐあとにボギーを打ってしまったので。メンタルの弱さというか、バーディーのあとにボギーを打ってると勝てない原因ですし、すごく悔しいです。でも自分の持ってる力をすべて出せたと思うので、残念だったけど良い一週間だったかなと思います。今日はギャラリーの方にも東北のみんなが応援してると言われたので、スポーツの力ってすごいと思ったし、自分のプレーでそう感じてくれたというのは嬉しい。もっと頑張りたいと思います」。

テレサ・ルー (2位タイ:-7)
「今日はパットの調子が良くなかったです。もったいないパットが多かったし、もっと入ってくれたら伸ばせたと思います。逆にいくつか危ないところをパーでしのいだ場面もありました。日本でのプレーはアメリカよりもギャラリーが多くて、楽しくゴルフできました。来週は休みをとって、また再来週頑張ります。(今の気持ちは?)半分ずつですね(笑)。満足してるけど、悔しいです」。

横峯さくら (4位タイ:-6)
「(17番パー5のイーグルチャンス)入れたかったですね。思ったように打てて、スライスすると思ったら逆にフックしてしまったのでしょうがないですね。(ゴルフの調子自体は)先週とは比べものにならないくらい自信を持って打てています。今週がいいキッカケになればと思っていたけど、そうなったので良かったと思います。(これで来週からは戦える?)はい。やっと準備ができたという感じですね」。

上田桃子 (4位タイ:-6)
「フェアウェイからのセカンドショットのミスが多くて…。最初のボギーですごくオーバーしてから、しっかり振ったほうがいいのか迷いが出てしまって…自分の中で見えてこなかったです。次にチャンスが来たときには、同じようなことにならないようにしたいです。ショットもパットもすごくフィーリングが戻ってきてるので、調子自体はいいです。自分の感情をコントロールするのが難しいと思いました。今週は初日から最終組だったので、最後まで最終組でやれればいいと思っていて、それができたのは良かったです」。

モーガン・プレッセル (6位:-5)
「今日はようやく良いプレーをお見せすることができました。前半はバーディーチャンスをモノにできなかったけど、後半(4バーディー)とれて嬉しかったです。今回はとにかく、ディフェンディングチャンピオンとして勝ちに来たので残念です。また近いうちにここでプレーしたいです。(震災の影響など)心配はあったけど、こういう時に来られてよかったと思いますし、チャリティーという意味でも有意義だったと思います。またここに戻ってきます!」



【ドライビングディスタンス 計測結果】
大会期間中、出場全選手のティーショットの飛距離を4番ホールと11番ホールで計測し、
平均値をランキング化しました。

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