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2011.5.28

ヨネックスレディスゴルフトーナメント 2日目

 2011年度LPGAツアー『ヨネックスレディスゴルフトーナメント』(賞金総額6,000万円、優勝賞金1,080万円)2日目が、新潟県長岡市のヨネックスカントリークラブ(6,376Yards/Par72)で開催された。

 天候:曇り、気温21.8度、風速1.8m。朝方雨は降ったものの穏やかな天候となった2日目。上位が目まぐるしく入れ替わる混戦のなか、着実にスコアを伸ばして首位に立ったのは2位タイからスタートの李知姫(イチヒ・韓国)。この日は4バーディー・2ボギーの70で通算5アンダーとスコアを伸ばし、単独首位に立った。首位と1打差2位タイには最終18番でチップインイーグルを奪った横峯さくら、酒井美紀の2名がつけた。

 「前半もったいないボギーを打ってしまったので、スコアは出ないんじゃないかと思っていたので」という李は前半を1バーディー・2ボギーの37とスコアを伸ばせない我慢のゴルフ。それでも15番で5、6mのバーディーパットを沈めると「リズムが良くなって」と勢いに乗り、上がり17、18番で連続バーディーを奪い一気に首位の座へ。パッティングに悩んでいた時期もあったが「今年のオフに100ヤード以内のショットとパッティングを練習して、今年は春先から良い調子できているので、去年よりスコアが出るようになってきました」と、課題であったパッティングも不安はない。昨年優勝を飾った『NEC軽井沢72ゴルフ』以来の最終日、最終組となるが「久しぶりで、去年優勝してから結構経っているので、今回は(優勝を)意識して回ろうと思います。今まではプレッシャーに弱いというか不安になったりしていたのですが、今はパット、ショットも自信がついてきたので、今回の最終組は今までと違ったプレーが出来ると思います」とツアー通算14勝目に自信を覗かせた。

 8、9番で連続ボギーを叩くなど安定感を欠いた横峯は「17番までは凡ミスが目立っていた」とこの日のラウンドを振り返ったが、最終18番ではグリーン手前からのアプローチをチップインイーグル。自身も「イメージ通りに打てた」と語る会心のショットでトップに1打差と食らいついた。今季序盤はショットの不調に苦しんだが、ここ4試合はすべてトップ10入りと調子は上向き。「最後まであきらめないで、ひとつでも縮めたらと思ってプレーできたのは良かったと思います」とメンタル面も充実している。「明日は天候がわからないですけど、もっとコースマネジメントしなきゃいけないし、タフになると思うので、ティーショットをフェアウェイに運ぶことが第一条件。優勝目指して頑張りたいです。自分のプレーをして結果が付いてくれば嬉しい」と、今季初優勝へかける意欲は強い。

 その横峯と並んで首位を1打差で追いかけるのが、昨年プロテストに合格したルーキーの酒井美紀。「今日は(同組の)佐伯さん、一ノ瀬さんについていこうという気持ちでやっていて、後半はあまり意識せずに一打一打やって、最後は気づいたら4連続バーディーでした」と、無心のプレーで6つのバーディーを叩き出した。一時は単独首位に立ち、「18番でボードを見たときに自分の名前が一番上にあってビックリした」というが、レギュラーツアーでは初の優勝争いの中でも「プレー中、ゴルフに関してはあまり緊張はしないです」と、新人らしからぬ落ち着きを見せた。前週の大会では18歳の野村敏京が国内デビュー戦でいきなりの優勝。今週20歳になったばかりの酒井も「優勝するのに年齢は関係ないと思うけど、年下の子が頑張っているのを見ると自分も頑張ろうと思います」と、同世代の活躍には触発されている様子。同期の中では一番乗りとなる初優勝を目指して、試練の最終日に臨む。


茂木宏美 (4位タイ:-3)
「今日は結構渋いパーパットが残ってしまって、17番(ボギー)は残念でしたけど、それ以外は入ってくれたって内容です。ショットがベタベタ付いてるわけではなかったです。(優勝のチャンス)自分でもそう思います。一打一打ちゃんと調子よく打ててるので、オフから自分がやってきたテーマをいかにやり切るかですね。(具体的には?)3年前からトレーナーと体づくりをやってきて、下半身を安定させてしっかりボディターンで打てるようにしています。それは全てのショットに言えることだと思うので」。

笠りつ子 (4位タイ:-3)
「(3番のパー3でダブルボギー)ティーショットを右に外して、アプローチも寄らずにオーバーして、3オン2パットでした。(今日のゴルフ自体は)2番もピン上2mくらいに外したけどパーで上がれたし、ボギーも一個でしたし、悪くはなかったんですけどね。(トップと2打差)これくらいの差がちょうどいい感じです。やっぱり追いかけるほうが目標があるので。ここまで2日間、落ち着いて平常心でプレーできたので、明日も同じようにプレーできたらと思います。あとはダボを打たないよう、パーで上がれるように頑張りたいです」。

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