1. ホーム
  2. ニュース&トピックス
  3. ニチレイレディス 1日目

2011.6.17

ニチレイレディス 1日目

佐伯三貴、李知姫が首位発進

 2011年度LPGAツアー『ニチレイレディス』(賞金総額8,000万円、優勝賞金1,440万円)の初日が、千葉県千葉市の袖ヶ浦カンツリークラブ・新袖コース(6,548Yards/Par72)で開催された。

 天候:曇り時々雨、気温:20.9℃、風速:3m。時折強い雨が降った初日。難度の高いラフに苦戦する選手が続出するなか、4アンダーで首位に立ったのは佐伯三貴と李知姫(イチヒ・韓国)。1打差の3位には、最終ホールでイーグルを記録したヤング・キム(韓国)が続いている。

 今季初の首位発進となった佐伯は、「ノーボギーで満足しています。雨が降ったり止んだりで、ラフも濡れていて難しいなかだったので」とティーショットでフェアウェイを捉える回数は少なかったが、抜群のリカバリーでパーを重ねていった。「セカンドでバンカーに入る場面が多かったのですが、そのバンカーショットが良かった。湿ったバンカーは得意なので、グリーンに乗らないかなと思った所は、無理に狙わずバンカーを狙って行きました」と、バンカー狙いの作戦も功を奏した。

 今季は開幕からの6試合で3位以内が3回と抜群の安定感をみせていたが、5月の優勝以降は「疲れがなかなか取れなくてリセット出来なかったです」と上位の成績を挙げることが出来なかった。それでもようやく「先週2日間くらいゆっくりできたので、リセットができました」と体調の復調が好スコアとなって表れた。先週のアンソンジュの優勝で賞金ランキング1位の座を明け渡し「意識はしていなかったですけど、抜かれてみて、ちょっと悔しいと思いました。抜き返してやろうとモチベーションが上がりましたね」と人一倍負けん気の強い性格の持ち主が、2日目以降も積極的なゴルフを見せる。

 そして直近3試合ですべてトップ10入りと、好調著しい李知姫はこの日も前半こそ1オーバーとするものの、後半は5バーディーの31をマークし、好調ぶりをアピール。「インコースは12番から難しいホールが続くんですが、そのインのほうが意外といいスコアが出ました」と本人も想定外の好スコアだったが、ホールを重ねるに連れて安定感を増すドライバーショットは早くも優勝争いを予感させるものだった。今季は海外メジャー『全英リコー女子オープン』の出場権を得ながらも、早々に辞退。「スコットランドは天気が悪いし、自分は寒がりなので…。前週から海外に行くと、日本の試合も休まなければならないし、調子が上がってきているので日本の試合に集中したいと思いました」と日本ツアーへの情熱は、日本人選手にも劣らない。「早く1勝したいけど、気持ちだけでは出来ないし、チャンスが来たので掴みたい」。優勝への貪欲な姿勢が難条件でさらに威力を発揮しそうだ。

ヤング・キム (3位:-3)
「ゴルフの感じは良いです。毎週、日本でプレーをするのは凄く楽しみなんですけど、特にこのコースは相性がいいみたいですね。優勝はしていないですが、自分としてはそんなに悪くないので、そろそろ結果を出したい気持ちはあります。去年もそう考えていたんですが、ボギーを打たないように我慢をして、アンダーパーで回れていたので、今年もそういう気持ちでプレーをしています」。

大谷奈千代 (4位タイ:-2)
「(今日は)アプローチが良くて、3メートルのパーパットが2回くらい入ったので、良かったです。今日は上出来です。今日は難しかったのですが、そのことに気が付きませんでした。(2週前の)リゾートトラストで最終日・最終組で回って79を打ってすごくショックだったのですが、どうすれば良くなるか考えるようになりました」。

福田裕子 (4位タイ:-2)
「(今日は)パターが入ってくれました。グリーンを外しても、パーパットが入ってくれて、インは9パットでした。今週の練習日にパターを重めのパターに変えたのが功を奏しました。コースはラフが長く、難しいです。まだ1日目なので、維持できたらいいという感じです」。

西山ゆかり (4位タイ:-2)
「今日は家族が応援にきていて、集中して出来ました。久しぶりにいいプレーができたと思います。パターをマレットからピンタイプに変えていいバランスのパターなので、リズムをとりやすいです。シーズンフル参戦は初めてなので、速いグリーンを体験していなかったので、速さに対応していくことが課題でした。明日も今日と同じ様に攻めたいです」。

このニュースをシェアする

記事検索記事検索ARCHIVE

年を選ぶ arrow
月を選ぶ arrow
カテゴリ arrow
search検索