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2019.6.22

単独首位 高橋彩華−100点を目指して

<Photo:Matt Roberts/Getty Images>

 LPGAツアー第16戦『ニチレイレディス』(賞金総額8,000万円、優勝賞金1,440万円)第2日が6月22日、千葉市若葉区・袖ヶ浦カンツリークラブ 新袖コース(6,548ヤード/パー72)で行われた。首位は通算9アンダーの高橋彩華。2位に65をマークし、通算8アンダーの比嘉真美子がつけ、さらに通算7アンダー、3位タイで鈴木愛、福山恵梨が逆転を狙う。
(天候:曇り時々雨 気温25.1℃ 風速6.1m/s)

 自己採点は「90点」。前日から15点のアップである。高橋彩華が第2日も首位をキープした。しかも、単独の2文字がつく。18番のパー5。30ヤードの第3打を30センチにつけ、バーディーフィニッシュした。「素晴らしい、きょうの締めくくりができた」と表情が明るい。

 ところが、最終組でプレーする、この日の朝は緊張が見てとれた。「震えこそしなかったけど、緊張と不安…。今まで感じたことがないモヤモヤとした気分が拭うことができない」と振り返る。にもかかわらず、2番、130ヤードの第2打をカップインさせ、イーグル奪取に成功。もってる−とギャラリーは感じたことだろう。「ラッキーでした。あんなショット、試合で入ったことはない。すごくうれしい。3番あたりから気持ちが落ち着いてプレーできた」と心中を明かす。

 そうはいっても、1日は長い。前半を1イーグル、2バーディーでとして、後半へ。ところが、気が緩んだわけではないだろうが11、15番でボギーを叩いた。「もちろん、緊張していたわけではない。あのボギーは自分のペースを崩したことが原因。流れが悪かった。結構、ショットとショットの時間があったせいで、いろいろなことを考えすぎです」と反省する。

 でも、負の流れを察知し、きっちりと修正してみせる。黄金世代で、しかもアマチュアランキング1位の実績は、やはりただ者ではない。16番で3メートルを決め、好調の流れを引き戻したことで実証されている。さて、最終日はどうする。「きょう90点にしたのは、スコアを崩さなかったから。あすは、そうですねぇ。観戦してくださるギャラリーの皆さんが、楽しい、面白いと感じてくださるようなプレーがしたい。私は忍耐が得意。バーディーを待ちながら、リスクのないゴルフができたら最高ですね」。実に頼もしい。

 ちなみに、優勝シーンは、「想像したことがない。だけど、みてみたい気がする」と締めくくった。そうなれば、当然だが、100点の高橋が目の当たりにできるわけだ。

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