集中力が呼んだ安定感　原英莉花、好スタート

＜Photo：Atsushi Tomura/Getty Images＞

アース・モンダミンカップ　カメリアヒルズカントリークラブ（千葉県）第1日

　時には気分転換も、集中力を向上させる要因だ。首位タイの原英莉花は「難しいゴルフをしなかった。きょうは、メリハリをつけたプレーができたと思います」と好調の要因を話した。ちょっとしたミスで、27日の練習ラウンドは行わず、練習場で意欲的な調整を行っている。強風も好材料にとらえた。「風が強いから、無理に狙わない。とにかく、少しだけ余裕をもってプレーしたことも良かったのでしょう」。この日のポイントは、「9番」と分析した。「20メートルから2パットで、しっかりとパーセーブができましたから」と加える。

　ゆとりは精神の充実からくるものだろう。とにかく、パッティングの素晴らしさが目を引いた。8番の8メートル、11、12番では10メートルをカップインさせるなど、5バーディー、ノーボギーの内容。全英女子オープンの出場権もかかっており、今大会の成績しだいでは、一気に浮上のチャンスもある。「しっかりと出球を安定させて、狙ったところへ打っていけるように調整したい。そのあと、きょうすることは、おなかいっぱい食べて、ゆっくり寝ることですね」と締めくくった。