2019.6.28
成田美寿々 勇気と挑戦の新兵器投入
<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>
アース・モンダミンカップ カメリアヒルズカントリークラブ(千葉県)第2日
大会連覇を目指す成田美寿々が、ジワリジワリと調子をあげてきた。通算7アンダーで大会第2日を終え、「きのうよりも、きょう。きょうより、あすで行きたい。スコアも3アンダー→4アンダーときている。あすは、5アンダーを目指す」。4日間大会に強いのも頷ける。さらに、2020年の東京オリンピック出場を目指しており、「選手として出場する−そう思って先月、実施の公式チケットの予約はしなかった。絶対、出場したい」と加えた。目標を言葉にすることは大切だ。というわけで、今季2勝目が欲しい。前進あるのみだ。
意欲は、チャレンジスピリットをかきたてた。急きょ、スイッチしたアイアンが力強い味方になった。「クラブヘッドをシーズン中に変更するのは、ほぼ初めての経験。勇気を出して」。今大会、ラフは70~80ミリと長い。さらに、ファーストカットがないため、フェアウェイを外すと、ラフが待ち受ける。「ティーショットが安定しない。でも、ラフからのアイアンショットが安定して、グリーンへ乗せることができた。ストレスのないプレーです」という。
実は、このアイアンは比嘉真美子からのおすすめだ。「いいですよ、という声を耳にした。比嘉さんも最近、チェンジしたそうです」と明かす。2週前に依頼し、今週届いたものをさっそく投入した。この勇気ある決断も、オリンピック日本代表となるためだ。
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