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2011.9.18

マンシングウェアレディース東海クラシック 最終日

服部真夕が逆転で今季初優勝

 2011年度LPGAツアー『マンシングウェアレディース東海クラシック』(賞金総額8,000万円、優勝賞金1,440万円)の最終日が愛知県知多郡の新南愛知カントリークラブ・美浜コース(6,416Yards,Par72)で行われた。

 天候:晴れ、気温:29.6℃、風速:4.3m。快晴のもと行われた最終日。首位と1打差の2位でスタートした服部真夕は、前半でチャージをかけた4位スタートの金田久美子に一時は逆転されるものの、ノーボギーの安定したプレーで金田を振り切り地元愛知県で今季初優勝。ツアー通算3勝目を挙げた。2打差の2位に金田久美子。さらに1打差には横峯さくらとカンスーヨン(韓国)が入った。

 首位でスタートした大山との最終組を回った服部。2番で大山がバーディーを奪い突き放しにかかると、服部も1.5mを決めてバーディー。「あそこでバーディーを獲ったことでいい流れで行くことが出来たのかなと思います」と振り返ったように着実にパーを重ね、序盤で早くも大山を逆転。試合の主導権を握った。その後は服部の前組でスコアを伸ばしていた金田との一進一退の攻防。金田が10番のバーディーで首位に立つと、服部は11番のバーディーで金田を再度逆転するなど、マッチレースの様相を呈してくる。

 そんな接戦の決め手となったのは、服部が1打リードで迎えた15番パー5。2オンを狙った服部のショットはグリーン右斜面の深いラフへ。「思ったよりラフが深くて、これはどうしようと思いました」と極端な左足下がりの難しいライからの3打目は、ピンを大きくオーバーして8mのパットが残った。リードを広げる事が出来るか大事な場面を迎えた服部は「それまでショートしていることが多かったので、このパットだけは絶対にショートしないようにと思いました」と強気にストローク。「思ったところに打てたので、入る気はしていました」という渾身の一打は、大きなスライス曲線を描き、カップに吸い込まれた。「あれが入って2打差になったので、すごく大きかったです」と振り返る、優勝を決定づける1打となった。これでツアー通算3勝目となった服部だが、地元愛知県での優勝は初。「いつも地元の試合には両親が見に来てくれていたのですが、優勝することができなくて。こうして地元で優勝することが出来て本当に嬉しいです」と声を詰まらせる場面も。「今シーズンこういう風に勝つことができて、またひとつ上のステージに上がれたかなと思ったので、残りの試合でも勝ちたいと思います」と今後は年間2勝、3勝、そして賞金ランキングトップ10という大きな目標へ向け、さらなる飛躍を誓った。


金田久美子 (2位:-8)
「悔しいですね。14番はキャリーでオーバーしてしまって…なんとかボギーで収められたけど、すごいフライヤーでした。手前にバンカーがあったので。あそこが一つの(勝負の)分かれ目でした。最後の2ホールはバーディーを取りたかったけど…でも、攻めてはいけました。(初日の2罰打がなかったら…とは?)思わなかったと言えば嘘になりますけど、タラレバ…終わったことですから。その経験が自分を変えてくれたら勉強になります」。

横峯さくら (3位タイ:-7)
「前半はチャンスらしいチャンスは、3mくらいのバーディーパットが2回くらいあったけど、それを決めることが出来なくて…。パットのフィーリングは悪くなかったけど、ラインが見えなかったです。15番でイーグルが入って、そこからストロークは変わってないですけど、気分的に楽になりました。最後にバーディーを取って3位タイで終われたのは良かったです」。

大山志保 (8位タイ:-4)
「悪い中でもベストを尽くしました。ショットはずっと悪くて、パットで拾っていたのに、3パットを3回もしてしまいました。頑張ろうという気持ちが空回りしてしまいました。まだ足りないモノがあるということ。プロである以上、上位でギャラリーの大勢いる中でプレーしたいと思いました。こんなことでめげていてはいけない、と改めて思いました」。

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