2019.7.5
河本結 神の手でピンチがチャンスへ
<Photo:Atushi Tomura/Getty Images>
資生堂 アネッサ レディスオープン 戸塚カントリー倶楽部(神奈川県)第2日
河本結が奇跡の復活を遂げている。7バーディー、2ボギーの67をマーク。インスタートのこの日、7番で9メートルのバーディーを決め、こん身のガッツポーズを披露した。しかし、ホールアウトすると、通常とは違うぎこちなさを感じる。寝違えに見舞われ、実は苦しんでいたのだ。「プロ・アマトーナメントの夜、第1日の朝です。起きたら、首が回らない。肩と首を寝違えてしまった」ことを明かす。
ところが、救世主がいた。「大学入学から、お世話になっている先生がいます。元々、WBCの日本代表、イチローさんなどもケアを受けたことがあるそうです。施術のおかげで、いいプレーができた。体がとても軽くなる。最終日に良い状態にしていくから-と先生もおっしゃって…。ゴッドハンドです」と、ちょっと興奮気味に語っている。
寝違えで思い出すのは、2015年ニトリレディスゴルフトーナメントのイボミだ。開幕直前に寝違えで、欠場も考えたほどだが、置き針治療と意志の強さで奇跡の優勝を飾っている。河本も絶体絶命のピンチから、チャンスを得た。第7回アクサレディスゴルフトーナメント in MIYAZAKIの初優勝以降、何度もV争いを展開したが、なかなか2勝目へ手が届かない。
というわけで、鈴木愛が今季、宮里藍サントリーレディスオープンゴルフトーナメント期間中、優勝杯を毎日、タッチしたエピソードに話題が移ると、「とりあえず、(優勝副賞の)車をさわっておきました」ともらした。指先へ、パワーが宿っただろうか。ご利益は七夕の日にわかる。 (メディア管理部・鈴木 孝之)
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