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2011.10.21

マスターズGCレディース 1日目

不動裕理、井芹美保子の2名が首位発進

 2011年度LPGAツアー『マスターズGCレディース』(賞金総額1億2,300万円、優勝賞金2,214万円)の1日目が、兵庫県三木市のマスターズゴルフ倶楽部(6,458Yards/Par72)で開催された。

 天候:晴れ、気温:24.2℃、風速:2.1m。快晴のなかスタートした初日。上位のスコアが伸び悩むなか、不動裕理と井芹美保子が3アンダーで並び、首位に立った。1打差の3位タイには、アンソンジュ(韓国)と金ナリ(韓国)。ディフェンディングチャンピオンの横峯さくらは首位と2打差の5位タイ。主催者推薦で出場のポーラ・クリーマー(米国)は3打差の12位タイにつけた。

 例年より長く伸びたラフと難グリーンを相手に、後半は33をマークし首位に浮上した不動。「後半はショットが良くなってきたのでアンダーが出ましたけど、まだ女子オープンの時の悪いパッティングのイメージが残っていて自信を持って打てていません」と課題のパッティングには不安が残るが、3試合ぶりとなる首位発進に復調の気配が伺えた。今シーズンは開幕から4戦で2勝を挙げるなど好スタートを切ったが、それ以降の優勝争いは2位となった9月の『ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン』の1度のみ。「特に悪いわけじゃないけど、そこそこが続いています。爆発的なスコアが出ないので、優勝争いに加われず、そこそこのベスト10が続いている感じです」と、決して調子を落としている訳ではないようだが、「結局パーで終わればスコアは伸びないので、惜しくても入らなければ一緒。それを重ねてもスコアは伸びないし、入らなければ優勝は無理。あれで満足したら優勝は出来ないので」と、自戒を込めて自身のプレーを評した。「最初だけなので寂しい感じはしますし、勝つのは嬉しいことなので残り試合は優勝できるように頑張ります」。自身残り4戦となったツアーで存在感を示すためにも、チャンスでのパッティングが鍵を握る。

 同じく首位に立った井芹は、「今日はセカンドショットがパラパラでしたけど、アプローチ、パターでしのいで、今日は凄いパーパットが入ってくれました」とパッティングが好調。前週3位に入った勢いそのままに、69の好スコアをマークした。自身2度目のシード入りを狙う今シーズンは序盤から予選落ちが続く苦しいスタートになったが、「夏ぐらいからショットが安定してきて、あとはアプローチ、パターと思っていましたけど、パターを替えてから良くなりました」と小技の安定度が増すに連れ、成績も上昇した。ここ2週間の活躍で、現在の賞金ランキングは52位に浮上。「(07年には)この大会でシードを決めたこともあるので、相性は悪くないと思います」と、賞金ランク上位50名(永久シードを除く)までに与えられる来季のシード権も視野に入れ、残り2日間を戦う。


アンソンジュ (3位タイ:-2)
「去年この試合はスコアが良くなかった(3日間トータル2オーバー)ので、今日は1ホール1ホール真剣に頑張った成果が出て満足しています。前回は意外と簡単だと思っていたせいでミスが大きかったけど、今年は難しいところを1ホールずつチェックしたので、このスコアが出たと思います。それでもやはりコースは難しいですね。ラフが深くてフェアウェイが狭いので、ティーショットは神経を使います。(明日は雨予報だが?)雨は他の選手もみんなキツいのでしんどいプレーになると思いますが、フェアウェイキープを心がけて。スコアを縮めるというより、一つでもスコアを落とさないように守っていきたいです」。

金ナリ (3位タイ:-2)
「グリーンが凄く硬くて早くて、アンジュレーションもキツいので難しかったですけど、今日はパットが入ってくれました。もっとチャンスはあったけど、ナイスプレーだったと思います。明日は雨が降るとラフが難しくなる分、グリーンでボールが止まりやすく、バーディーが取れるので、ティーショットを気をつけてやりたいです」。

古閑美保 (5位タイ:-1)
「今日はショットが悪かったですね。ショットが悪い分、たまにチャンスが来ると入れようと一生懸命。今日はパッティングが良かったので救われたし、周りもあまり伸びてなくて、こんなに伸びないとは思わなかったですね。(終わってみれば良いスタート?)このあと練習して切り替えて臨めば明日は変わるだろうし、スコアが良かったので今日の内容は忘れます。明日は雨だし(スコアが)伸びないと思うので、自分さえ崩れなければ良い位置にいられると思うし、チャンスがあると思ってやりたいです。(明日は)天気が崩れて欲しいですね。スコアが伸びる状況だと伸ばせる自信がないので、耐える展開のほうがいいです」。

横峯さくら (5位タイ:-1)
「今日はちょっとショットの調子が良くなかったんですが、風とかも多少あったので、自分自身のフィーリングが多少合わなかったですね。(ショットが)左に行ってしまうとかいうような感じではないので、調整はできるかなと思います。(上位もあまりスコアが伸びていないが)しっかり距離があるし、グリーン周りを刈ってあるので難しくなってますね。(出だしとしては良いスタートでは?)ここで良しと思って油断するとよくないので、自分のペースで頑張りたいです。(アン選手と同組で感じることは?)コースマネジメントというか、ボギーを打ったあとにすぐバーディーを取り返して、自分で勢いを止めない(試合の)運び方がすごく上手いなあと」。

原江里菜 (5位タイ:-1)
「(調子は上向き?)先週と同じようにショットが良くてパッティングは良くなかったんですけど、今週は決めたいところでパットが決まったので良かったです。ボギーを打ったところは仕方ないボギーだったので、いいリズムで回れました。(復調の要因は?)7月から竹末(裕美)さんについてるコーチの方のスタジオに行ってショットがよくなったのもあるし、ヨガの呼吸法のアドバイスをしてもらって、いいタイミングできっかけをもらえたと思います。(去年に比べて何が変わった?)ショットですね。前はドライバーがすごい曲がってセカンドショットが打てないこともあったりしましたけど…。今は(ショットの復調で)パットが噛み合わなくてもそこそこのスコアで回れるので落ち着いてきました。明日は一つでもいい順位に上がりたいですね」。

ポーラ・クリーマー (12位タイ:EVEN)
「今日は風があったので、難しいコンディションでした。チャンスをモノにできなかったところが悔やまれますね。特に難しかったのはグリーン。練習グリーンとはスピードが違います。グリーンを外すと寄せるのは困難ですね。(明日は雨予報だが?)ティーショットをフェアウェイに置いて、2・3打目でグリーンを捉えられるかですね。雨だと距離も出ないですし、そのあたりをキチッとやっていきたいです」。

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