2019.7.20
扇風機も活躍 小祝さくらが2位で最終日へ
<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>
サマンサタバサ ガールズコレクション・レディーストーナメント イーグルポイントゴルフクラブ(茨城県)第2日
首位から2打差の2位から、小祝さくらはLPGAツアー初優勝にかける。プロ3年目の進化を表情に見てとれた。涼しい顔。もちろん、プレー中も、だ。携帯している扇風機をフル回転させていた。この蒸し暑さだから。「淺井(咲希)さんからのプレゼントです。でも、(同組では)イミニョンさんだけ持っていない。なんか、すごくかわいそうな感じがした」という。
北海道出身だけに湿度の高い、この季節は相手以上に難敵。それでも、プレーは安定感が抜群だった。5バーディー、1ボギーの68。各日、「5アンダー」が公約とはいえ、第1日で1アンダーの貯金があると考えれば、前向きな姿勢となる。「5アンダーをクリアできなかったことは、ちょっと悔しい。でも、最終日が残っている。あきらめずにいきます」と話した。
それ以上に、密かな手応えは、ロングパットが結構、決まっていることだ。5番の左奥6メートル、6番でも6メートルに加え、17番では7メートルのバーディーをカップインさせた。「いつも、なかなか決まらないけど、きのうもきょうも入りました。その分、きょうのショットはそれほど良くはなかったけど、まぁまぁかな」と、及第点を与えている。割と自己評価が厳しいだけに、今回の優勝争いはちょっと違う-そんな印象を受けた。
一方で、イをどう見ているのか。「ショットがとても安定していた。パッティングもすごく上手です。(申)ジエさんのようにスキがない。だから、優勝争いするのは心の中ではイヤ…」と苦笑しながら、「2日間、ご一緒できることはいい勉強になる。だけど、私は追う立場です。しっかりと-」。最後の言葉を飲み込み、笑顔を浮かべたのは、逆転といってしまっては年長者に失礼、と思ったからだろうか。いいムードを醸している。
(メディア管理部・宮崎 善秀)
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