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2019.8.1

メジャーに挑むもう1人の日本人

 続々と日本人選手が開催地のウォーバーンに集結。今年最後の海外メジャーにボルテージは上がる。時同じくして、もう1人の日本人がこのチャンピオンコースに到着した。LPGA競技委員の阿蘇紀子だ。日本ツアーで競技委員を務める阿蘇だが、この時期にイギリスにいることはもはや風物詩となっている。全英女子オープンでレフェリーを務めるのは今年で4回目。「メジャーだけあって、いつ来ても身が引き締まる」と言う。

 R&Aの主催ということもあり、世界から13カ国29名のレフェリーが参加する全英女子オープン。すでに顔なじみも多く、お互いの再会を喜ぶ。阿蘇にとっても緊張が解ける一瞬だ。

 お互いの調子を確かめるとすぐに話題はゴルフ新規則のことになった。ゴルフ界にとってビッグイベントなテーマだけに話に花が咲く。実は、ほかのレフェリーとの会話はとても貴重な時間だ。各国のツアーで何が起こっているのか。それに対してどう対応したのか、そう言ったことを共有することは、阿蘇個人だけでなく日本ツアーにとっても貴重な財産になるからだ。
 だから、積極的にコミュニケーションを図る。世界を知ることで、日本ツアーの発展にもつながる。阿蘇の信念だ。

 「ウォーバーンは日本の林間コースによく似ています。雰囲気的にも日本人に馴染みがあるし、だから、日本人の活躍は楽しみ」と語る。
 樋口久子以来の海外メジャー制覇を待ち望むだけでなく、唯一の日本人レフェリー・阿蘇の活躍にも期待したい。
(トーナメント事業部・新庄 正志)


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