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2012.4.22

フジサンケイレディスクラシック 最終日

22歳の大江香織が、逆転でLPGAツアー初優勝

 LPGAツアー第7戦『フジサンケイレディスクラシック 』(賞金総額8,000万円、優勝賞金 1,440万円)の最終日が静岡県伊東市の川奈ホテルゴルフコース 富士コース(6,407Yards/Par72)で行われた。

 天候:くもり、気温:13.0℃、風速:4.5m。昼過ぎから次第に雨が強くなった最終日。首位と2打差の2位からスタートした大江香織は、6番でバーディーを奪って首位に立つと、その後もスコアを伸ばして後続を振り切り、ツアー初優勝を飾った。1打差の2位に全美貞(ジョンミジョン・韓国)。2打差の3位タイには横峯さくら、服部真夕、福田裕子の3選手が入った。

 「今日は最終組でしたけど、先週も最終組だったので、それほど緊張せずにプレーできたのが良かったです」とこの日も好調のショットを武器にバーディーが先行した大江。首位を行く飯島を早々と逆転すると、9番からは3連続バーディーを奪い、後続を突き放した。「後半は難しいホールが続くので、グリーンに乗せることだけを考えました」と後半に入っても隙を与えないプレーは続き、16番パー5では、あわやチップインイーグルというナイスアプローチ。このホールをバーディーとし、優勝を決定づけた。最後はプレッシャーからか、3パットのダブルボギーとした大江。「なんか夢みたいで。でも本当にショットの調子が良くて、優勝するとしたら今週しか無いと思いました。優勝しても泣かないだろうと思っていましたけど、最後のダブルボギーがかっこ悪くて、余計に泣けませんでした」と照れながらも、待望のツアー初優勝に笑顔がこぼれた。

 山形県出身の女子プロゴルファーとしては1981年の嶋影せい子以来、31年ぶりとなる優勝を達成した大江。自身のサインには山形の名産・さくらんぼの絵を描き、地元をこよなく愛する22歳の次の目標は“ツアー2勝目”。「ツアーが始まったばかりなので早く2勝目をしたいですし、今後の成績次第では米ツアーのQTを受けることも考えています。明日もトレーニングをする予定です」と早くも次なる目標を見据えていた。

全美貞 (2位:-8)
「悔しいというか、残念ですね。前半はパッティングが上手くいっていたけど、5番で(2m弱のバーディーパットが)入らなくて…。しょうがないですよね、こういう日もあると思うので…。その後も何度かチャンスはあったけど、上手く打っても入らなかったので仕方ないです。(調子自体は)ちょっとずつ良くなっているので、(優勝できる日も)もうすぐかなと思います」。

横峯さくら (3位タイ:-7)
「1番ホールでボギーを打ってしまって、そこからアマチュアのゴルフのような感じでした。ティーショット、セカンドショットでちょっとでも左に行くのがイヤで振り切れていなかったので、“左でもいいや”と開き直ってやったのがアンダーパーにつながったと思います。今日も芝目が読みきれなかったですけど、キャディーのジョンが自信を持って読んでくれてすごく助かりました。(来週に向けて)自分の中で左に行くのを嫌がってテイクバックをアウトサイドに上げていて、それが逆に左にまっすぐ行ってしまう原因になっていると思うので、テイクバックがアウトに上がらないようにしたいです」。

服部真夕 (3位タイ:-7)
「(17番のバーディーパットは)下りで6mくらい。入ってなかったらかなりオーバーしてたと思うので、入ってくれてよかったです。(もう1個くらい取れれば?)そうですね、16番でしっかりバーディー取って、17、18番どちらかで取りたいなと思っていましたけど。でも今日はグリーンを1回しか外してなくて、本当にショットが良かったので、パットも4~5mぐらいのが入って最終日これだけ伸ばせたのは上出来だと思います。(3日間振り返って)初日にスタートホールからダボを打ってしまって、そこから厳しいスタートになってしまったので反省しなきゃいけないけど、そこからここまで伸ばせたのは去年より成長したなと思います」。

福田裕子 (3位タイ:-7)
「今日はパターが入りましたね。ショットも結構良かったです。高麗グリーンなのでしっかり打たないといけないから、今週だけパターをマレット型からセンターシャフトに替えました。新鮮な気持ちでプレーできましたね。オフには大江プロ、綾田(紘子)プロ、向山(唯)プロ達とタイ合宿をしました。(大江さんは)くると思ってました。ショットメーカーでよく飛びますからね。(今後の目標は)まずは最低でもシード権を取ること。今日はトップとの差があったので、自分もここまで(上位に入る)とは思っていなかったので、これを機会に上にいければいいかなあと思います」。

飯島茜 (6位タイ:-5)
「(悔しい結果)仕方ないです。今日は当たらなかったので、2日目終わって調整しようと思ったけど、今日は全部自分のミスなので…。13番のパットが入っていれば流れ的に良かったかもしれないけど、(あのボギーで)流れを切りましたね。コースがどうこうというより、もうちょっと自分のゴルフができていれば…。(飯島さんにとって川奈とは?)勝てないんじゃないかと思うけど、いつか勝てるように頑張りたいと思います」。

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