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2019.8.17

理想はいずこ 勝みなみ66でも…

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

NEC軽井沢72ゴルフトーナメント 軽井沢72ゴルフ 北コース(長野県)第2日

 我が道を行く。勝みなみが66をマークし、35位タイから4位タイへ浮上。最終日は久々の優勝争いである。「ショットがすごく良くなった。危なっかしいところがほとんどない。安定したプレーができたと思います」と好調の要因を分析。とはいえ、自己採点は、「70点」と厳しかった。

 AIG全英女子オープンへ挑戦。成績こそ35位だったものの、これから−に対して素晴らしい収穫をもたらした。もっかスイングを改造中で、目指すものが間違っていない確信を得ている。クラブと左手が一体。最大の長所だ。それを活かすために、苦労を重ねている。「今までのスイングでは、私の良さがどんどんなくなっていく。全英では、たくさんの選手のスイングを観察した。目指しているスイングと、同じような選手が多い」。百聞は一見に如かずということだ。

 一方、精神面の鍛錬も同様に、「調子がいい時ばかりではない。悪い時もプレーを楽しむにはどうしたらいいか。まだ、答えはみつからないけど、海外の選手はどんな時でも楽しそう。特に、フォンシャンシャン選手は、ショットが曲がっても楽しそうにプレーしていました。悪い時は目の前のことが見えなくなる。いい流れを呼び込むためには、やっぱり自分が楽しまなければいけませんね」。しみじみと語っていた。

 ところで、同じ黄金世代の渋野日向子の全英Vをどう感じているのか。「私がホールアウトした時、彼女がスタート。1時間半ぐらいは待っていたけど、予定があったから先にひきあげた。でも、成績が気になって、テレビやスマートフォンでチェックしながら応援を。優勝した時には、本当にうれしかったです。多少の悔しさはありましたけど…」という。ただし、「皆さんが思っている以上に、(渋野を)意識していない。ゴルフは個人スポーツ。人は人で、私は私です」。

 最終日も、自分探しのラウンドである。

(メディア管理部・宮崎 善秀)

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