斉藤裕子がレジェンズ連勝へ王手

　2019年LPGAレジェンズツアー第2戦 『シブヤカップ』（賞金総額2,500万円、優勝賞金375万円）大会第2日が8月22日、石川県金沢市・ゴルフ倶楽部金沢リンクス（5,771ヤード／パー72）で行われた。この日は強風が吹き荒れ、各選手苦戦を強いられる。首位スタートの斉藤裕子は我慢のプレーを展開。イーブンパーでまとめ、通算5アンダーで単独首位をキープした。通算3アンダー、2位は鎮西まゆみ。3位タイは通算2アンダーの山中恵、肥後かおりが続いている。（天候:雨　気温:26.4℃　風速:4.9 m/s）

　2位に2打差をつけ、斉藤裕子は単独首位で最終日を迎える。開幕戦に続き、レジェンズツアー優勝へ前進。しかし、慢心のような雑念はない。「あすは、またかなりの強風みたいです。雨と違って、風は自分が打つ時に突風が吹いたりすることもある」。勝負には運がつきものだ。とはいえ、現在も海外挑戦を続けおり、さまざまな経験がある。アドバンテージといっても良いだろう。

　かつて、ポーカーフェイスで淡々とプレーしていたが2004年から指導を受けるコーチから、「いい時は、もっと喜んでみたら」とアドバイスを受け、感情を表すように。効果てきめんだった。同年の「中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン」で優勝。連勝へのカギは、渋野日向子同様にスマイルである。