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2019.8.29

渋野日向子 3連続バーディーフィニッシュの価値

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

ニトリレディスゴルフトーナメント 小樽カントリー倶楽部(北海道)第1日

 上がり3連続バーディーで渋野日向子のスマイルが戻った。「早く終わりたかったです。バーディーをとれば、早く終わるでしょう」。ごもっともである。何はともあれ、大勢のギャラリーが大満足の表情だった。

 インスタートの10-16番までは、パーで凌ぐ。ところが、パー3の17番では、4メートルのバーディーチャンスから、何と3パットのボギーとしてしまう。「パッティングの距離感が合っていなかった」と、イライラを反省。仕切り直しで、直後の18番では、バウンスバック率1位らしく、バーディー奪取で面目躍如する。 

「インコースを耐えれば、アウトでスコアを伸ばせる」がテーマ。しかし、「前週休んだので、ドライバーショットでは、今までなかった球筋が出ていた。でも、不安がありながら、クラブをきっちり振ったけど」と、ショットの変調で忍耐の1日だったことを告白した。

 一方で、モチベーションとなっていたのは、継続中の連続イーブン以上ラウンド数だ。「意識はしていたけど、2オーバーまで落ちたときは、無理かなと感じた。小樽は難しいから仕方ない」とあきらめかけたものの、底力が違った。3連続バーディーで締めくくり、71をマーク。28ラウンドで1位のアンソンジュを猛追する、単独2位へ浮上した。「第1日、どういうスコアが出るかによって、翌日のモチベーションが変わります」。今大会の最終日、1位に並ぶか-。レコード更新、優勝をかけ、シンデレラフィーバーも続く。

(メディア管理部・鈴木 孝之)

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