2019.8.31
鈴木愛 意地とプライドの71 、首位で最終日へ
<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>
LPGAツアー26戦『ニトリレディスゴルフトーナメント』(賞金総額1億円、優勝賞金1,800万円)大会第3日が8月31日、北海道小樽市・小樽カントリー倶楽部(6,650ヤード/パー72)で行われた。首位は通算8アンダーの鈴木愛、連覇を狙うアンソンジュ。1打差の通算7アンダーでアマチュアの安田祐香が続く。渋野日向子は通算6アンダーで4位タイ。(天候:曇り時々晴れ 気温:28.6℃ 風速:3.2m/s)
闘争心みなぎる、鈴木愛が現れた。第3日を終えての首位は、優勝した宮里藍 サントリーレディスオープンゴルフトーナメント以来。「3日間なごやかに回れています。こうした雰囲気であればスコアを伸ばせる条件。今週は、スタートからピンにつくことが多く、特にウェッジショットの感触がいい」と自信を漂わせた。
プレッシャーのかかる難度1位の16番、420ヤードのパー4。残り163ヤードの第2打を5Uでグリーン手前へ。アプローチで寄せて難なくパーで切り抜けた。16番のイメージを、「特に難しいとは意識はしていない」とあっさり切り返す。ちなみに、この日はボギー=19人、ダブルボギー=5人、トリプルボギー=1人。25人が罠にはまった。
勝負には、時には運も必要だ。前回優勝を果たした時のパフォーマンスを再び実践。クラブハウス内に展示されている優勝トロフィーをソッとタッチした。「最後は神頼みです。ラッキーでもいいから、パッティングが決まってほしい」とすがりついた。
あすは今シーズン4度目の最終日、最終組。過去のデータでは、勝率は50パーセント。「スタッツを見ても決勝ラウンドで、伸ばせていないのは感じている。だけど、バーディーが欲しいと思えば、思うほど難しいのは、これまで優勝争いを経験してわかっている。だから短いホールで確実にバーディーを獲りたい」と気合をこめた。賞金女王の意地がある。
(メディア管理部・森谷 清)
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