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2019.9.22

仲宗根澄香 強風を制し今季2勝目

<Photo:Toru Hanai/Getty Images>

 2019年LPGAステップ・アップ・ツアー第15戦『山陽新聞レディースカップ』(賞金総額3,000万円、優勝賞金540万円)大会最終日が9月22日、岡山県玉野市・東児が丘マリンヒルズゴルフクラブ(6,445ヤード、パー72)で行われた。2位タイからスタートした仲宗根澄香が、通算5アンダーで逆転優勝。2打差の通算3アンダー、2位に吉川桃が入った。(天候:雨 気温:22.7℃ 風速:8.2m/s)

 台風17号の接近は、岡山にも影響を与えた。降雨のため午前9時7分、競技を一時中断。約2時間30分後の午前11時45分、競技が再開した。仲宗根澄香は1番、第2打地点から仕切り直し。「中断している時、再開できるように祈っていた。何回、中断になってもいい」と話し、「風や雨がすごい。逆に集中することができた。必死です」。2、3番の連続バーディーがその証だ。

 忍耐の連続でパーセーブを重ね、着々と優勝態勢を構築したが、17番で思わぬ落とし穴があった。1.8メートルのパーパット。「風がすごい。ただ、待ってもやむわけではない。スライスラインを多めに読んだけど、弱かった」とボギーを叩いた。楽な優勝などはない。

 そして、2打差で迎えた18番。第3打のバンカーショットが、グリーンをオーバーし、奥からのアプローチが残った。「ものすごく緊張した。でも、1球だけ打つランダム練習をたくさんやってきた。自分を信じて」と、50センチに付けるスーパーショットが、今季2勝目に華を添える。

 千葉県出身。先週の台風で、ホームとするカレドニアン・ゴルフクラブが大きな被害を受けた。「私の優勝がいいニュースになってくれたらうれしい。ただ、停電で情報が届かないところがある。そんなことを思い浮かべながら、きょうは、精いっぱいのプレーをしました」。来年、前半戦のLPGAツアーへ出場できる賞金ランキング2位浮上のニュースを、岡山から発信した。

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