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2019.9.27

脱力でバーディーラッシュ ペソンウ一変 

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 LPGAツアー第30戦『ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメント』(賞金総額7,000万円、優勝賞金1,260万円)が9月27日、宮城県利府町・利府ゴルフ倶楽部(6,505ヤード/パー72)で開幕した。ペソンウが6アンダーで首位。2打差の4アンダー、2位タイは辻梨恵、山戸未夢、比嘉真美子、柏原明日架が続く。前週優勝の渋野日向子は2オーバー、49位タイ。(天候:晴れ 気温:22.4℃ 風速:2.5m/s)

 9月から新社会人。ペソンウがLPGAツアー2勝目へ向け、好スタートを切った。最終18番も58度の第3打を1メートルにつけ、楽々とバーディー。7バーディー、1ボギーと申し分のない内容だ。

 「しばらく、勝つことばかりを考えていたら、力んでいたようです。だから、今回は力を抜いて、ゆっくりスイングすることを心がけた」という。また、やさしい人柄を表すように、「同組の葭葉(ルミ)さん、福田(真未)さんと打ち解けることができた。おかげで、楽しい1日。素晴らしいプレーができたのは、おふたりのおかげかも」と感謝の言葉を添えている。

 今シーズンから、LPGAツアーへ参戦。「日本で引退します」と、本気の挑戦であることを宣言した。とはいえ、プロゴルファーであると同時に、延世大学の学生。「途中でやめたくはない」と、オープンウイークには授業へ出席した。そして、8月に卒業を迎えたという。

 「体育を専攻していた。もし、プロゴルファーでなければ、高校の教師を目指していたと思います。2週間前が卒業式。でも、大事な試合のため欠席しました。ただ、休みを利用して卒業証書をいただきに韓国へ。感動しました」とうれしそうに話した。8月の北海道meijiカップで初優勝。副賞のチョコレートなど、たくさんの商品が届けられた。

 「日本を知った記念の大会で初優勝。本当にうれしかった。副賞もいただき、おいしくいただいています。ありがとうございました」と語っている。もっか、コース外では日本語の猛特訓中。「聞き取ることは、だいぶできるようになった。でも、会話が難しい。もっともっと努力が必要です。数字は1から、いうことができますけどね。頑張ります」と楽しそうだ。アスリートが最も難しいというのは、脱力。プロゴルファーも同様である。

(メディア管理部・宮崎 善秀)

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