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2019.10.1

工藤優海 マインドチェンジで首位発進

 2019年LPGAステップ・アップ・ツアー第17戦『フンドーキンレディース』(賞金総額2,000万円、優勝賞金360万円)が10月1日、大分県臼杵市・臼杵カントリークラブ(6,502ヤード、パー72)で開幕。昨年のANA PRINCESS CUPで優勝した工藤優海が、6アンダーで、ヌック・スカパンと並んで首位に立った。1打差の5アンダー、2位タイは豊永志帆、髙橋恵、幡野夏生が付けている。(天候:曇り 気温:24.1℃ 風速:0.4m/s)

 追い込まれても冷静に。工藤優海がたどり着いた現在の心境だ。「去年のステップで優勝できても、プロテストやQTを失敗。今シーズン、前半戦の成績までいまひとつ。何かを変えなければならない」と話した。その上で、「スイングは左右に体重移動していたので、シンプルに体幹で回るように。横から縦のイメージで行う。ブレが少なく、スイングは少しずつ良くなっている。でも、要は気持ちの持ち方ですね。考え方が変わり、きょうのラウンドへ生きたと思う」と続ける。

 10番からスタート。いきなりバーディーを奪い、14番からは3連続の勢いだ。「先週の中国新聞ちゅーピーレディースカップは、バーディーの後に、すぐボギーを叩いた。だから気を緩めないように集中した」という。とはいえ、後半のスタートで落とし穴が待ち受ける。「ティーショット、第2打、第3打と自分では、完ぺき」と状況を説明する。2メートルのバーディーチャンスだったが、カップを1メートルオーバーし、返しのパーパットもカップに嫌われた。

 「完ぺきなショットからの3パット。いつもなら、イヤなイメージを引きずっていたでしょう。でも、2番から、歌を口ずさみながらリラックスしながらプレー」。絶大な効果があった。その後も3バーディー。昨年優勝のANA PRINCESS CUPの第2日以来の首位でホールアウトした。

 不振が続き、ステップの出場資格も消滅。ここ2試合は推薦で出場する。「出場させてくださって、本当にありがたいです。今年、最大の目標は最終プロテストで合格でも、試合で得るものはすごく大きい。去年の反省を糧に、あすも自然体で臨みたい」と気を引き締めた。長い1日、無言の行より、音楽の力も必要だ。あすのおススメはデューク・エリントンの「スイングしなけりゃ意味がない」は、いかがだろう。

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